ここ最近2ドアクーペやスポーツカーを視野に入れた特許を国内外で多く出願しているマツダですが、欧州でまた新たに関連する特許を出願している事が明らかになりました。
欧州で出願されているマツダの特許に関しては、つい先日取り上げた「3ローターエンジンとインホイールモーターを採用したハイブリッド車」に関する内容について大きな反響がありました。
さらに調べてみると再び気になる特許が出願されていたので紹介したいと思います。
〇欧州特許庁データベース
今回紹介するのは「VEHICLE BODY STRUCTURE(車両のボディ構造)」という題名の内容。
〇資料に記載されている特許の目的(自動翻訳)
The present invention has been made in view of the above circumstance and therefore has the object of providing a vehicle body structure capable of simultaneously achieving firm fixing between a roof panel and a roof side rail and improvement in design quality of a vehicle body.
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、したがって、ルーフパネルとルーフサイドレールとの強固な固定と車体の意匠性の向上とを同時に達成することができる車体構造を提供することを目的とするものである。
"ドアは左右1枚ずつ(=2ドア)"という一文と共に説明図では「2ドア化されたMAZDA3ファストバック」が登場しています。
厳密に言うと3ドアハッチバックでしょうかね?
この特許を早速取り上げている海外メディア「CARBUZZ」は説明図を元に2ドア版MAZDA3ファストバックのイメージ画像を公開。
Mazda Working On New Two-Door Coupe | CarBuzz
元々MAZDA3ファストバックは3ドアがあってもおかしく無いくらいスポーティなフォルムなのでまったく違和感ありません(笑)
SKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルがこのスタイルで登場したら最高でしょうね・・・。
このような特許が出願された事で「3ドアのMAZDA3ファストバック登場⁉」という妄想も広がりますが、最近3ドアハッチバックはかなり少なくなっている事に加えて、現行MAZDA3は登場から約3年が経過しているので今から新しいボディタイプ追加というのは非現実的・・・。
さらに、今回取り上げた特許出願はルーフ上部にカーボン製フレームの採用も視野に入っているのでおそらくここ最近立て続けに出ている2ドアクーペ・スポーツカーと関係性が深い内容だと思われます。
現時点で3ドアのMAZDA3ファストバック登場は非現実的ですが、どのような形で量産車へ反映されるのか気になるところですね・・・。
今回取り上げた特許はこの後日本でも出願公開される可能性があるのでその時はまた改めてチェックしたいと思います。