ロータリーエンジンに関して気になるニュースが出てきました。
FIAが発表したWEC世界耐久選手権の新たなレギュレーションでロータリーエンジンによる参戦が可能になりました!
情報元は「AUTOSPORT」
一部引用すると・・・
「12月11日、FIA国際自動車連盟は2020/2021年シーズンのWEC世界耐久選手権に、新たなトップカテゴリーとして導入されるル・マン・ハイパーカーのテクニカルレギュレーションを更新し、同日付けで公開した(中略)
エンジン規定ではロータリーエンジンの使用が認められており、REエンジン車が新たなWEC/ル・マンのトップクラスを走ることが可能となった」
これまでのLMP1規定に替わって、2020/2021年シーズンから新たに導入される”ハイパーカー規定で”ロータリーエンジンによる参戦が可能になりました!
ただ、気になる点が・・・。
マツダがルマン24時間を制した1991年はロータリーエンジンが使用可能な最終年だったというのは有名な話です。
ただ、マツダがルマン参戦を休止した翌年の1993年から再びロータリーエンジンの使用は可能になっていました。
なので今回最初にニュースに触れた時は「もともと参戦自体は可能だったはずでは?」という疑問が🙄
そこで、FIA公式HPをチェックしてみたら「FIA WECレギュレーション」がダウンロード可能になってたので調べてみました。
| Federation Internationale de l'Automobile
2018年に公開されたレギュレーションでは・・・
「往復ピストンを備えた4ストロークエンジンのみが許可されます(自動翻訳)」
1993年から後のどこかのタイミングで再びロータリーエンジンでは参戦不可になってたようです。
実質的にロータリーエンジンを使用する唯一のメーカーであるマツダがシリーズ復帰する気配がないので自然と除外されたのかもしれません😅
そして今回新たに発表された最新のレギュレーションをチェックすると・・・
目次欄に今まで無かった「ロータリーエンジン」という項目が追加されてます!
そして、エンジン関係のレギュレーション欄を見ると・・
「4ストロークエンジンのみが許可されます」という記載は残ってますが「往復運動する」という部分は無くなってます。
さらに赤線部分では「専用設計エンジンに関して、可変ジオメトリーデバイスは認めない、ただしロータリーエンジンは除く」と記載。
これを見るとロータリーエンジンを使用してWECへ再び参戦可能になった事を実感します♪
ロータリーエンジンを使ってモータースポーツへ参戦する可能性があるメーカーは実質マツダしか無い中、新たなレギュレーションでわざわざロータリーエンジンに関して記述がされたのはかなり気になるところですね🧐
・マツダがルマン(WEC)再参戦へ水面下で動いているから?
いろいろ妄想が膨らみますね♪
ただ、ここ最近マツダ周辺では気になる動きも出ています。
1つ目はグランツーリスモSPORTで「RX-VISION GT3コンセプト」の発表。
リンク先でも触れてますが、「Gr.3」では無くあえて「GT3」と命名されている事がずっと気になってます。
2020年に何らかの発表があるという噂話もあるようですし・・・。
2つ目は今年に入って複数出ている「アルミ製スペースフレームに関する特許」
かなり詳しい部分にまで触れられてる事に加えて、市販スポーツカー向けというよりレーシングカーに近い内容だった点からずっと注目していました。
これらを組み合わせたハイパーカーが登場するかも?なんて妄想をしたらワクワクします♪
登場予定の発電用ロータリーを4つ重ねて新世代4ローターエンジンとか・・・(笑)
まだまだ妄想全開ではありますが何らかの嬉しい動きが出てくることを願いたいです。
来年はマツダ創立100周年ですし、モータースポーツも北米マツダにほぼ丸投げ状態でいつまでたっても”1991年”にしがみついてるようでは787Bも優勝の栄光もどんどん色あせてしまうので・・・。