ついにMAZDA3 SKYACTIV-X搭載車に試乗する事が出来ました♪
通常の試乗よりは長く乗れたので、あくまで個人的感想ですが書いていきたいと思います。
今回乗った仕様はファストバックのSKYACTIV-X搭載車(FF・AT)
仕事の合間に出来た時間で試乗したのでほとんど写真撮れてません😅
ただ、平日だったのと担当さんからの提案もあって少し長めの距離を運転させていただきました♪
〇走り始め
エンジンが冷えてたのでエンジンスタート直後はややエンジン音が大きめ。
ただ、カプセル化されてる効果なのか冬の時期にしては暖気が短い時間で済んだ気がします。
走り始めるとSKYACTIV-D 1.8で感じた低速での反応の鈍さが無くて好印象♪
ただ、それ以外は本当に普通・・・😅
〇試乗中盤
長めの直線があるので少し深めにアクセルと踏むと、ドンと来る力強さというよりとにかく自然でスムース、気が付いたらけっこうスピードが出てる感じでしょうか。
SKYACTIV-D 1.8とカタログでのトルク値はそこそこ差がありますが、アクセルレスポンスがいい事もあってかそれほど差を感じませんでした。
さすがにSKYACTIV-D 2.2とは差がありますが・・・(笑)
気になったのはブレーキが他のエンジン搭載仕様より少し手前で効くような感覚があった点。
これでも十分扱いやすいですしすぐ慣れると思いますが、他のエンジン搭載車のフィーリングの方がより好みですね。
個体差、またはM-ハイブリッド化で搭載された回生ブレーキの影響かもしれません。
〇坂道
直線時よりもう少し踏み気味で走るといいサウンドで駆け上がっていきますが、滑らかで自然な加速感という印象が損なわれる事はそれほどありません。
回転フィールはSKYACTIV-G 1.5と2.0のちょうど中間くらいの感覚。
高めの回転数ではエンジンサウンドがもう少し聞こえるとより運転が楽しくなる気がしますね。
あと、継ぎ目がある路面を越えた時に感じましたが、乗り心地がSKYACTIV-X搭載車でさらに良くなってると感じました。
MAZDA3はSKYACTIV-X搭載車から空気圧やリアサス・ステアリング廻りの改良が実施されてる効果かもしれません。
〇試乗終了後にエンジンルームをチェック。
エンジンヘッドカバーを開けるとエンジン音が大きくなると同時に熱も結構感じました。
カプセル化による遮音・保温効果がかなり出ていると思われます。
〇試乗しての感想
試乗中盤まではとにかく普通という印象でしたが、店舗へ戻る道中で担当さんと会話しながら気づいたのは「冷静に考えたらここまで自然に走れる車はなかなか無い気がする・・・」って事。
・SKYACTIV-D 1.8とトルク感は予想より差が無い上にアクセルレスポンスはいい。
・SKYACTIV-G 2.0より回転フィールはいい。
「ディーゼルとガソリンのイイとこ取り」がほぼ実現されてる事によってMAZDA3で最も自然に扱える仕様だと思いました。
ただ、気になる点もあります・・・。
①MAZDA3ファストバックにはやや薄味すぎる気がする・・・。
SKYACTIV-X仕様の「他になかなか無いレベルの自然で滑らかな走り」というのはMAZDA3セダンやCX-30のような正統派デザインで上質な走りが似合う車種の最上級エンジンとしては大いに納得できる組み合わせですが、スポーツカーやクーペを思わせるくらいキャラが立ったデザインのMAZDA3ファストバックの最上級エンジンだと考えると、上質だけで無くそれに見合う性能や個性がもう少し欲しいと思いました。
例えば、回転フィールやサウンドは思ったよりいいのでもう少しスペックUPして、サウンドエンハンサーを装備したらかなり楽しいクルマになる予感。
メディア向け試乗会で特に評価が高かったMT仕様に乗るとまた印象が変わるかもしれないので機会があれば乗ってみたいところです(試乗車が近隣で用意されるのかが問題😅)
②この魅力をユーザーへ伝えるのはかなり難易度が高そうな事
担当さんも話してましたが、あまりに自然で違和感無く走る代わりに分かりやすいインパクトが無いので魅力を伝えるのがかなり難しそうな点。
僕は運よく1時間弱乗る事が出来たのでまだ何となく感じる部分がありましたが、通常の試乗はそれほど長い距離を乗る事はなかなか出来ないと思います。
担当さんと話しながら出た案として・・・
・SKYACTIV-X搭載車の試乗モニターキャンペーンをやる。
・MTが高評価なので各都道府県に1台は配備する。
・出来るだけ試乗時間を確保するために基本的に完全予約制にする。
・思い切ってSKYACTIV-Xでルマン復帰・・・(笑)
ふざけてるようでかなりマジメに議論しました😅
担当さんも数台受注したようですが、まだまだセールス方法は試行錯誤の途中のようです・・・。
これまでに無いエンジンなので、販売・PR方法も今までに無い試みが必要になるのかもしれません。
以上、気になる点もありましたが磨けば光る原石のようなエンジンである事は間違いないのかなと思います。
今後も改良・進化に期待しつつ、バリエーションの広がりにも期待したいですね♪