今週の新たな特許は13件。
その中から気になった内容を取り上げます。
まずは「エンジンの排気浄化装置」という内容。
ディーゼルエンジンに関する内容です。
主な特徴として・・・
・ターボ過給機(No.51)と電動ターボ(No.52)を備えた2ステージターボ
・尿素SCR搭載
特許の目的は・・・
「エンジン始動後速やかにNOx浄化性能を回復させることが可能なエンジンの排気浄化装置を提供することを目的とする」
ターボエンジンに関する特許はこれまで主にディーゼルエンジン関連で登録されてきていますが電動ターボを搭載した内容が多く見受けられます。
2020年頃登場予定と言われてる次世代SKYACTIV-Dで採用されてるかもしれませんね。
続いては「車両制御装置」という内容。
特許の目的は・・・
「車両用シフト装置を備えた車両において、高い防犯性や安全性を確保しつつ、災害時等における車両の強制的な移動にも対処し得るようにした車両制御装置を提供すること」
これはバイ・ワイヤ式の変速シフト装置に関する内容です。
これまでのバイ・ワイヤ式シフトでは防犯や降坂滑走防止のため、車両を停止状態(イグニッション・オフ)にした場合、シフトポジションが自動的にパーキング(車両の移動を制限するポジション)に設定されるのが一般的ですが、緊急時に一定距離移動できるようにする事を考えているようです。
一方、一定距離や傾斜角度を越えた場合は車両移動が制限されるのでトラックによる積み込みも含めた車両盗難も防止出来るとの事。
今後はMX-30のような変速機を持たないEVも登場する事でバイ・ワイヤ式のシフト装置が増えていく可能性もあるのでこのような点も重要になっていくでしょうね。
今週は以上になります。
明日の出願公開でどのような内容が出てくるとかも楽しみです♪