つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダの”あくまで出願公開”(2020.2.27)

今週の特許出願公開は合計8件と少なめでした。

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(画像 ipforce.jp)

その中から気になった内容を取り上げます。

 

 

まずは「車両の前部車体構造」という4件の内容。

特開2020-29161 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-29162 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-29163 | 知財ポータル「IP Force」

特開2020-29164 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

特許出願の目的は・・・

ダッシュパネルに対して車両前方に離間した位置にサスペンションハウジングが配設された場合であっても、前部車体に作用する荷重に対する車体剛性を向上できる車両の前部車体構造を提供することを目的とする。

 

チェックした限りエンジン搭載方法ついての記載はありませんが

・かなり大きめのフロアトンネル

・タワーバーの形状がロードスターRX-8等と似てる形状

 主にこれらの点からFR車用に関する内容の可能性が高そうです。

 

せっかくなのでNC・NDロードスターRX-8(後期)との比較を・・・

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    (NC・NDロードスター:WEBモーターマガジン、RX-8:Netcarshow)
RX-8のみ左右のサスタワー同士を繋ぐバーも装着されてます。

 

 

続いては「ダンパトップマウントのラバー構造」

特開2020-29144 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

特許出願の目的は・・・

従来はダンパトップマウントの取付ブラケットに段上げ部を設けるとともに、取付ブラケットの上面の段上げ部以外の部分に段上げ部の高さよりも低い厚さを有するシート状のラバーを配置していた。

しかし、段上げ部を設けると、ダンパの上端位置が段上げ部の高さ分高くなりサスペンションタワーのダンパ取付面を段上げ部の高さ分高くする必要が生じる。サスペンションタワーの上方には車体前部の上面を構成するボンネットが配置されているのでボンネットの位置を高くする必要があり車両デザインの自由度が低下する。
そこで異音の発生の抑制と、ボンネット高の上昇の抑制とを両立することを課題とする内容。

マツダの新型車やフルモデルチェンジが発表されると理想のデザインのためにボンネット高を低くするのに苦労したエピソードを目にする機会が多い印象ですが、このような小さな積み重ねで実現しているのでしょうね。

あと、ダンパーマウントの形状がロータリーエンジンのローターに見えてしまいました(笑)

 

そんなこんなで今週の特許出願公開は以上になります。

来週もどのような内容が出てくるのか楽しみにしたいと思います。