つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに登録されたマツダの特許(2020.6.3)

今週新たに登録されたマツダの特許はまさかの1件のみ。

f:id:taku2_4885:20200603092358j:plain

(画像 ipforce.jp)

せっかくなのでその1件を取り上げたいと思います。

 

 

今週唯一登録された内容は「エンジンの制御装置」という内容。

https://ipforce.jp/patent-jp-B9-6705439

 

f:id:taku2_4885:20200603092358j:plain

f:id:taku2_4885:20200603092408j:plain

f:id:taku2_4885:20200603092423p:plain
f:id:taku2_4885:20200603092435p:plain
f:id:taku2_4885:20200603092447p:plain
f:id:taku2_4885:20200603092458p:plain
f:id:taku2_4885:20200603092510p:plain
f:id:taku2_4885:20200603092522p:plain
(画像 ipforce.jp)

これは最近のガソリンエンジンに採用されてきているGPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)に関する内容。

資料に書かれている特許の目的は・・・

例えば「ちょい乗り」等が頻繁に行われてパティキュレートフィルタの再生が殆ど行われないような走行状態が続いたときに、パティキュレートフィルタでの捕集量が増大する一方となって、捕集量が上記上限しきい値よりも大きくなってしまうことがある。

しかしながら、捕集量が上限しきい値よりも大きくなってワーニングランプが点灯されても、運転者によってはそのまま放置した状態で相当に長い期間に渡って走行しまうことも応々にして生じる。

この場合、再生制御を禁止した状態で車両の販売店(ディーラー)等での保守・点検を待つだけでは捕集量が早期に増加してしまうことになる。

そして、捕集量が極端に多くなると例えば減速時の燃料カットによって多量の空気がパティキュレートフィルタに導入されると、捕集した多量の煤が急速に燃焼されてパティキュレートフィルタを破損(高熱による熱害の発生)させてしまうことにもなりかねない。

本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的はパティキュレートフィルタでの煤の捕集量が多くなったときに、パティキュレートフィルタが異常燃焼されてしまう事態を防止できるようにしたエンジンの制御装置を提供することにある。

 

ディーゼルエンジンには従来から排ガス中に含まれる煤を捕集し除去するDPFディーゼル・パティキュレート・フィルター)が装備されていますがGPFはそれのガソリンエンジン版です。

 

ちなみにマツダガソリンエンジンではSKYACTIV-XからGPFが採用されていますが、煤の貯まり具合やGPFの作動頻度はどれくらいなのか気になる方もいるかと思います。

この件に関してはマツダの開発担当者さんから聞いた話とマツダ公式HPで公開されている取り扱い説明書の内容を以前このブログで書いているのでよろしければチェックしてみてください。

 

今週の特許は以上になります。

明日は出願中の特許が出てくる予定なので注目しておきたいと思います。