つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週公開されたマツダの特許出願(2020.6.4 後編)

前編ではロータリーエンジンに関係する内容を取り上げました。

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(画像 ipforce.jp)

後編ではそれ以外で気になった内容を取り上げます。

 

 

すでに公開済みのロータリーエンジンに関する内容を取り上げた前編はこちら。

 

 

後編で最初に取り上げるのは「バッテリ冷却装置」という内容。

https://ipforce.jp/patent-jp-A-2020-82983

 

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(画像 ipforce.jp)

ハイブリッド車両のフロアに搭載されたバッテリーの冷却方法に関する内容。

EV等への適用も視野に入っています。

 

資料に書かれている特許の目的は・・・

冷却ファン等によって冷却風を送る場合、バッテリの冷却用の特別な装置が必要となり車両の重量増加やコスト増加に繋がるという問題がある。

また、循環ポンプや冷却ファンの駆動にもバッテリの電力を必要とする場合があるので、バッテリを冷却するための装置がバッテリを発熱させてしまうという問題もある。

本発明は、簡単な構造で車両に搭載されたバッテリを冷却することができるバッテリ冷却装置を提供することを目的としている。

 

 

続いては「車両の前部構造」という内容。

https://ipforce.jp/patent-jp-A-2020-83108

 

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(画像 ipforce.jp)

グリルの開口部がルーバー状ですが、発明者の欄にCX-30チーフデザイナーである柳澤さんのお名前があるのでCX-30に関係する可能性が高そうな内容です。

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(画像 左:ipforce.jp、右:NetCarShow.com)


資料に書かれている特許の目的は・・・

ヘッドランプと、ヘッドランプ下部のフロントバンパフェースとの間に車両正面視でヘッドランプの車幅方向内側から車幅方向外側に向かって延びる加飾部材(いわゆるシグネチャー)を備えた車両の前部構造が既に発明されているが、空力性能向上の観点で改善の余地があった。

そこで、この発明はヘッドランプ下方のフロントバンパフェースに当たった後にサイド方向に向かって車両側方に沿って流れる走行風が前輪に巻き込まれる量を低減し、空力性能の向上を図ることができる車両の前部構造の提供を目的とする。

 

 

続いては「変速機のケース構造」という内容。

https://ipforce.jp/patent-jp-A-2020-85146

 

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(画像 ipforce.jp)

縦置きFR用の6速MTに関する内容です。

6速が直結ギアになっているという記載があるのでNDロードスター用の改良版という事もあるかもしれません。

 

資料に書かれている特許の目的は・・・

本発明は、縦置き式の手動変速機において変速機ケース内のオイル貯留量の低減を図りつつ、登坂時および加速時等のようにオイルの液面が変速機ケースに対して相対的に傾斜する場合においても変速機ケース内の潤滑を良好に果たすことができる変速機のケース構造を提供することを課題とする。

 

 

 

最後は「車両用灯具」という内容。

https://ipforce.jp/patent-jp-A-2020-87684

 

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(画像 ipforce.jp)

画像で比較すると横のラインが入っているMAZDA3セダンのテールランプに関する内容である可能性が高いですね。

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(画像 NetCarShow.com)

資料に書かれている特許の目的は・・・

車両用灯具において、任意の車両構成部材の周辺に発光領域を設ける場合、例えば当該車両構成部材の上側及び下側に2枚の透光板を配置し各々の透光板にそれぞれ光源を設けて部材周りの発光領域を構成することが考えられる。

しかしながら、透光板及び光源の数が増加することは、コスト面や電力消費量の面からは望ましくない。

そこで、任意の車両構成部材の周辺に発光領域が形成された車両用灯具において意匠性に優れるとともに低コスト・低電力消費の車両用灯具をもたらすことを課題とする。

 

今週の特許出願は以上になります。

 

ゴールデンウィーク明け以降、件数が少ない状況が続いていましたが今週はかなり多くなったことに加えてロータリーエンジンに関する内容もあったので前編・後編に分けて取り上げました。

久しぶりに件数が多かったので時間を見つけて纏めるのが大変でしたが(笑)

 

来週以降も気になる内容が出てくることを期待したいと思います♪