つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに登録されたマツダの特許(2020.7.8)

今週新たに登録されたマツダの特許は3件。

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(画像 ipforce.jp)

その中から気になった内容を取り上げます。

 

今週新たに登録された中で気になった内容は「生体の皮膚抵抗検出装置」という内容。

九州大学と共同)

https://ipforce.jp/patent-jp-B9-6718650

 

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(画像 ipforce.jp)

資料に書かれている特許の目的は・・・・

 

電極部に対して生体の指先を接触させてそのときの皮膚抵抗を検出する場合に、電極部に対して指先が軽く接触している場合と強く接触している場合とでは接触面積が相違することになるが、接触面積が相違すると検出される皮膚抵抗も相違してしまうことになる。

本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、生体の皮膚抵抗をより精度よく検出できるようにした生体の皮膚抵抗検出装置を提供することにある。

ステアリングに電極部が設けられていて皮膚抵抗に基づいてドライバーの状態を判定する構成になっています。

 

これはあくまで個人的な予測ですがこの装置はマツダが目指してるMazda Co-Pilot Concept」に関係する内容かもしれません。

Mazda Co-Pilot Conceptは・・・

ドライバーが運転を楽しむ事を主眼に置くと同時に、車側はドライバーと車両の動きをしっかりと把握し仮想運転をしている状態が基本。

そして、意識喪失などの不測の事態が起きた場合、車がオーバーライドして自動で外部に緊急連絡。同時に、安全な場所まで車両が自動運転を行い、自動的に停止。周辺を含めて、安全な状態を維持する。

世間一般でイメージされる自動運転では無く、運転を楽しむドライバーをモニタリングしながら通常時は黒子役に徹する考え方です。

この不測の事態を認知するためのシステムが今回の特許なのかもしれません。

 

ちなみに、MAZDA3からドライバーの顔をチェックして注意喚起を行う「ドライバー・モニタリング装置」が導入されています。

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(画像 MAZDA)

将来的にはステアリングからもドライバーの状態を検知できるようになるのかもしれません。

 

今週の特許は以上になります。

明日はマツダが出願中の特許が公開されるはずなので楽しみにしたいと思います。