つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

北米向けMAZDA6 SKYACTIV-D搭載モデル発売の可能性を推測している記事。

以前から導入される事が予告されていながらもまだ発売されていないMAZDA6 SKYACTIV-D搭載モデル。

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(画像 MAZDA USA)

このモデルが発売される可能性について特集している記事がありました。

 

北米向けMAZDA6 SKYACTIV-D搭載モデルは昨年導入予告と共に専用サイトがオープン。

ただ、その後発売開始に関する動きがほぼ無い状況が続いていました。

 

そんな状況の中、今回取り上げる記事はアメリカ系メディア「MOTORTREND」

MOTORTREND誌が北米マツダの広報担当者へMAZDA6 SKYACTIV-D搭載モデル発売の動きに関して取材したところ明確な回答が無かったとの事。

 

さらに、昨年アメリカで発売されたCX-5のSKYACTIV-D搭載モデルの販売台数が限られている模様・・・。

これらの点からMOTORTREND誌はMAZDA6 SKYACTIV-D搭載モデルは北米への導入が中止される可能性もあると報じています。

 

ちなみにMAZDA6 SKYACTIV-D搭載モデルの北米導入は昨年正式に予告されましたが、計画自体は現行型デビュー直後の2012年~2013年頃からありました。

北米市場導入を前に優れた性能をアピールする為に、レース用のSKYACTIV-Dを搭載したMAZDA6ベースのレーシングカー「Mazda6 SKYACTIV-D Racing」を2013年から北米グランダムシリーズで走らせていました。

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(画像 MAZDA)

ただ、市販車の導入は優れた走りを後処理装置無しのまま北米の排ガス基準に適合させるのに苦労したのに加えて、欧州メーカーの不正問題も重なって導入スケジュールに大きな影響がでました。

そしてようやく昨年アメリカへCX-5 SKYACTIV-D搭載モデルが後処理装置付きで導入されたという紆余曲折があります。

その間にMAZDA6・CX-5にSKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルが追加された事もあるので、先に触れたようにCX-5のSKYACTIV-D搭載モデルの米国での販売台数は限られてるという状況・・・。

現状ではMAZDA6 SKYACTIV-D搭載モデルの北米導入は可能性が低くなってきていると言えるのかもしれません。

 

ただ、北米向けのMAZDA6には現地での需要が多い”AWD”の設定が現在もありません。

SKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルが導入された際にもAWDの設定が無い事について北米マツダCEO(当時)の毛籠勝弘さんがメディアの取材に答えていました。

そしてグローバルでMAZDA6にAWDの組み合わせがあるのはSKYACTIV-D搭載モデルのみ。

この点からSKYACTIV-D搭載モデルを導入するという可能性も考えられます。

 

MAZDA6の2021年モデルは特別仕様車「Carbon Edition」と共にまもなく発表されると思うのでSKYACTIV-D搭載モデルの動向にも注目しておきたいと思います。