今週新たに登録されたマツダの特許は1件。
せっかくなので唯一今週登録された内容を取り上げます。
今週登録されていたのは「自動車の格納式ルーフのリンク構造」という内容。
(べバストジャパンと共同)
説明図ですぐに分かりますがロードスターRFの電動ハードトップに関係する内容です。
資料に書かれている特許の目的は・・・・。
スポーティー感をより強調するために、車両後方ほど車幅方向内側に絞った形状のベルトラインが所望される場合、格納式ルーフを車体に格納するための車体側の開口が車両後方ほど幅狭になる。
このため、回転半径が大きい格納式ルーフの場合、格納式ルーフの開閉軌跡が車体側の開口における幅狭部分に重なったり格納式ルーフを格納する格納区画の床面と重なることで、格納式ルーフを車体に格納できないおそれがあった。
さらに、回転半径が大きい格納式ルーフにおいては格納式ルーフの開閉軌跡と格納区画とが重ならないようにするために、車高を高くしてベルトラインに対する格納区画の床面の深さを確保したり車両の前後長さを長くすると、所望されるスポーティー感を損なうおそれがあった。
本発明は、上述の問題に鑑み、格納式ルーフの車体への格納やリンク機構を駆動させる駆動手段の車体への配置、所望される形状のベルトラインとを両立できる自動車の格納式ルーフのリンク構造を提供することを目的とする。
ロードスターRFは美しいサイドビューを実現するためにトランクから途切れのないパーティングラインを目指して開発が進められましたが、電動ルーフのリンク機構などを収めるために苦労したことが語られてます(下の動画の5:30辺りから)
今回の特許もロードスターRFの美しいサイドビューを実現するための内容の一つだと思われます。
今週は1件だけなので以上になります。
明日は出願中の特許が公開される予定なので気になる内容があれば取り上げたいと思います。
ロードスターRFの電動ルーフに関する特許はこれまでにもいくつか出てきているのでよろしければチェックしてみてください♪