米国とカナダでMAZDA6 2021年モデルの概要が発表されました。
出来るだけ詳しくチェックしてみたいと思います。
まず、北米におけるMAZDA6 2021年モデルは一足先に特別仕様車”Carbon Edition(米国)”と”Kuro Edition(カナダ)”が発表済み。
同時にCarbon Editionが設定されたCX-9・CX-5の2021年モデルで新世代マツダコネクトと10.25インチモニターが採用されたのでマツダのフラッグシップ車であるMAZDA6に採用されるのか注目が集まっていました。
まずは米国マツダのMAZDA6 2021年モデル発表のプレスリリース。
一足早くTwitterで取り上げましたがこのブログではより詳細を見ていきたいと思います。
米国マツダがMAZDA6 2021年モデルを発表しました!
— taku2 (@taku2_4885) 2020年9月1日
・ワイヤレスApple Carplay
・ポリメタルグレーが選べる”Carbon Edition”
・2.5ターボ搭載車に専用エンブレム
CX-5・CX-9に導入された新世代マツダコネクトと10.25インチモニターは未採用・・・。
詳しくは改めてブログにまとめます✍ pic.twitter.com/om97nAYqBh
今回はエクステリアの画像2枚だけ発表されています。
米国マツダが発表したMAZDA6 2021年モデルにおけるトピック
・特別仕様車”Carbon Edition”
・SKYACTIV-G 2.5ターボ搭載車に専用エンブレム。
MAZDA6にポリメタルグレーメタリックが初採用されましたがこれは特別仕様車”Carbon Edition”専用色。
SKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルの専用エンブレムはMAZDA3やCX-5の搭載モデルに与えられたエンブレムと同じである可能性が高いです。
そして、CX-5・CX-9に対してMAZDA6は新世代マツダコネクト採用やモニターの大型化という噂が出てこなかったので気になってましたがやはり採用されませんでした・・・。
Twitterのフォロワーさんは「モニターを現状より大型化するにはエンジンスタートボタンの位置を変える必要も出てくるので想像以上にハードルが高いのでは?」という考察をされてましたが、それが原因ということも考えられます。
次にグレード構成や価格を2020年モデルと比較。
325~450ドル(日本円換算で約34,000~47,000円)の価格UP。
マシーングレーとスノーフレイクホワイトパールのオプション価格もUPしています。
続いてはカナダマツダが発表したプレスリリース。
・GTグレード以上にワイヤレスApple Carplay採用。
・米国仕様のCarbon Editionと基本的に同じ内容の”Kuro Edition”追加。
・SKYACTIV-G 2.5搭載モデルに専用エンブレム
基本的に米国仕様と同じ内容となっています。
米国仕様と違うのは”Kuro Edition”でポリメタルグレーとジェットブラックマイカが選べる点。
カナダはMAZDA6だけでなくCX-5・CX-9でも新世代マツダコネクトと10.25インチモニター未採用となっています。
次にグレード構成や価格を2020年モデルと比較。
2021年モデルにおけるもう一つの変更点として、SKYACTIV-G 2.5ターボ搭載車を選べるグレードがKuro EditionとSignatureの2つのみに。
GTグレードが大幅に安くなっているように見えるのはそれが理由ですが、GS-Lグレードはそれを除いても500ドルほど安くなっています。
今回発表された内容は以上になります。
CX-5・CX-9と違ってMAZDA6の2021年モデルは新世代マツダコネクトやモニターサイズの大型化が実施されるという情報がこれまで出ていなかったので気になっていましたが、やはり従来型のままという事になりました。
このブログでも何度か取り上げている池田直渡さんの取材記事内でも「MAZDA6等のラージ群モデル導入が遅れる代わりに第7世代の技術を現行世代に投入していく」と藤原副社長が明言されていました。
となると次のMAZDA6 "2022年モデル”で新世代マツダコネクトや大型モニターが採用されるという事も考えられますがそうなると現行モデルは10年以上継続という事になります・・・。
SUVに対してセダンの需要が縮小している事から新世代マツダコネクトやモニター大型化はCX-9・CX-5優先として代わりにMAZDA6は現行モデルの改良よりFRベースとなる次期型の開発に集中し、ラージ群モデル第一弾として登場という事もあるかもしれません。
このあたりはさらなる続報が気になるところですね。