続々と2021年モデルを発表している米国マツダがCX-9とCX-30のオーナーズマニュアルを公開しています。
いくつか気になる点もあるので取り上げます。
米国マツダ公式HP・オーナーズマニュアル検索ページ。
まずはCX-9 2021年モデルのオーナーズマニュアルから。
電子マニュアルページも公開されていますが各種項目はまだ未公開の模様・・・。
なのでPDFデータによるマニュアルをチェックします。
注目点である新世代マツダコネクトと10.25インチモニターの項目を見ると・・・
「Type A」・・・従来型のマツダコネクト
「Type B」・・・新世代マツダコネクト
この2種類に分類されてました。
米国仕様のCX-9 2021年モデルは全車Type Bに該当するので何故?と思いましたが、どうやらType Aを搭載するカナダ・メキシコ仕様とマニュアルを共通化させているのが理由のようです。
ちなみにマツダコネクトの世代やモニターサイズ以外でType AとType Bで変わる部分は、以前にも触れていますがコマンダーダイヤル部に表示されているマークのデザイン。
あと、気になる人が多いかもしれないタッチパネル操作対応の可否ですが、Type Aには「Touch Panel Operation」という項目があるのに対して、Type Bではこの項目が見当たらないのでMAZDA3等と同様に非対応の可能性が高そうです。
これはほぼ同時に10.25インチモニターを採用したCX-5 2021年モデルでも共通だと思われます。
続いてCX-30 2021年モデルのオーナーズマニュアル。
CX-30 2021年モデル自体は一部装備設定の変更程度ですが、オーナーズマニュアルを見ると気になる部分が・・・・。
まだ正式に発表されていないSKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルのエンジンルームが掲載されています。
さらに一部スペックも。
〇各エンジン主要スペック・各種油脂類の交換量や燃料タンク容量
〇各項目別の車体重量・タイヤ・ホイールサイズと指定空気圧。
”Gross Vehicle Weight Rating”による車体重量なので日本と比べてかなり大きな数値となっています。
※Gross Vehicle Weight Rating(GVWR)
米国で使われる重量値でメーカーが保証する車の最大総重量の意味。
空車重量(冷却水、各種オイル、燃料、スペアタイヤなどを含む)に全てのオプション品と乗車定員分の重量(一人68kg)を含む許容最大積載量を加えた総重量。
SKYACTIV-G 2.5ターボ搭載車はフロントタイヤの指定空気圧が僅かに高めとなっています。
メキシコだけでなく米国・カナダ向けに関する記述もあるのでSKYACTIV-G 2.5ターボモデルはMAZDA3に続いて北米全域へ導入されることになりそうです。
CX-30 SKYACTIV-G 2.5ターボ搭載モデルはメキシコマツダが今週17日(現地時間)に発表を予告していますが、思わぬ形で一足早く搭載モデル追加が公になりました(笑)
正式発表でグレード構成や価格等も出てくる可能性があるので注目しておきたいと思います。