2017年からNAロードスター向けに開始されたレストアサービスと純正パーツの復刻再生産。
今回、純正パーツ再生産と供給の動きがさらに拡大する情報が日本と欧州で出てきました。
まずは日本でコスモスポーツ向けに新たな動きが出てきました。
リンク先によると「日清紡精機広島株式会社は、マツダ「コスモスポーツ」の復刻パーツを製造・納品し、今後もよりレストア事業の強化を図っていく」と発表したようです。
日清紡精機広島株式会社は広島県広島市に拠点を置く企業で、前身である辰栄工業株式会社時代から約70年弱マツダ車のブレーキシリンダー製造に携わってきたとの事。
日清紡精機広島株式会社も今回のプロジェクトに関してプレスリリースを発表(PDF)
https://www.nisshinbo-pim-h.jp/nispim/news/pdf/news20200928_1.pdf
・コスモスポーツオーナーズクラブからの要請を受けて「ブレーキマスターシリンダー」と「クラッチマスターシリンダー」をマツダの支援も受けて復刻。
・100セットをコスモスポーツオーナーズクラブへ納品。
・すでに装着したオーナーさんもおられるようで性能も良好との事。
続いて欧州ではNAロードスター(MX-5)に関する動きが。
・NAロードスター(MX-5)用復刻純正パーツ117点を供給開始。
・供給開始されたパーツラインナップは日本国内向けと共通。
・欧州各地の販売店やオーナーズクラブ向けに調査も実施。
NAロードスター用純正パーツの復刻再生産はまず日本でレストアプロジェクトと共にサービス開始。
昨年10月には北米でもパーツ供給が開始されています。
今回欧州でも復刻パーツ供給が開始されたので主要地域でNAロードスターをサポートする体制が整いつつあります。
レストアや純正パーツ再生産はメーカー問わず実施例が増えてきてますが、マツダ車関連ではさらにFD RX-7・RX-8向け高精度ハンドメイドロータリーエンジンをオートエクゼが発売開始する動きもあって動きが活発です。
マツダや関連会社の協力で愛着のある車を長く乗れる環境が整ってきてるのは嬉しい限りですね。
このような活動はマツダのブランド力向上にも繋がると思うので少しずつでも動きが拡大することに期待したいところです。