つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに登録されたマツダの特許(2020.10.14)

今週新たに登録されたマツダの特許は4件。

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(画像 ipforce.jp)

その中から気になった内容を取り上げます。

 

今週は「エンジンの側部構造」という内容をピックアップ。

特許6766774 | 知財ポータル「IP Force」

 

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(画像 ipforce.jp)

まず資料に書かれているエンジンの構成を見ると・・・・

・4気筒のガソリンエンジン

・機械駆動式の過給機(スーパーチャージャーと記載)を備える。

・水冷式インタークーラー採用。

これらの点から4気筒SKYACTIV-Xというのが有力ですが、2枚目の説明図の赤枠部分を見ると分かる通りこのエンジンは”縦置き(=FR車)”という内容。

縦置きFR車用のエンジンに関する内容はこれまでにも複数回出てきていますが、主にディーゼルやロータリーが中心だったので今回のようにほぼSKYACTIV-Xと推定できる具体的な内容はほぼ初めてという印象です。。

縦置き搭載の4気筒SKYACTIV-Xを採用する車種としては次世代ラージ群モデルとなる予定の次期MAZDA6・CX-5あたりが真っ先に思い浮かびますが、さらに妄想を膨らませると次期ロードスターという可能性もゼロでは無いかもしれません。

 

資料に書かれている特許の目的は・・・・

吸気通路上にタンブルコントロールバルブをはじめとする流動制御弁を設けた場合、その流動制御弁のアクチュエータを取り付ける場所としては、例えば、吸気通路を構成する吸気マニホールドの外面が考えられる。

 

その場合、吸気マニホールドは、エンジンを吸気側と排気側とに2分したときに、吸気側の側面に沿って配置されるようになっているから、アクチュエータもまた、そうした外面付近に配置されることになる。

 

一方、燃料ポンプやフューエルレール、そして、これらを相互に接続する燃料配管といった燃料系部品もまた、エンジンからの排熱に起因した熱害を避けるべく、アクチュエータと同様に、吸気側の側面付近に配置することが求められる。

 

本願発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、燃料系部品ばかりでなく、流動制御弁を駆動するためのアクチュエータの配置も考慮すると、各部品のレイアウトに改善の余地があることに気付いた。

 

ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの側部構造において、各種部品と干渉させることなく、燃料配管をコンパクトにレイアウトすることにある。

 

MAZDA3・CX-30に搭載されているSKYACTIV-XはまもなくスペックUPするという情報も出てきているので、縦置きFR用として採用されるときにはどれくらい進化しているのか楽しみですね。

  

今週の特許は以上となります。

明日は出願中の特許が公開される予定なので気になった内容があれば取り上げたいと思います。