先日、欧州向けのMAZDA6・SKYACTIV-D 2.2搭載モデルが今月で生産終了するという記事を取り上げましたが・・・。
これに続いてMAZDA6以外の搭載車種に関する情報も出てきました。
欧州向けMAZDA6・SKYACTIV-D 2.2搭載モデル生産終了を取り上げたブログ。
この内容を取り上げた時点では同じエンジンを搭載しているCX-5等の動向に関してまだ分からない状況でした。
その中で今回、スペイン系メディア「motor.es」がMAZDA6以外の搭載モデルに関する内容を発信しています。
MAZDA6に関しては前回取り上げた内容と同じですが、今回はさらにCX-5等のモデルに関する内容も書かれています。
まずマツダ全体の方針について。
・マツダは欧州各地域の需要に合わせて現行のSKYACTIV-D搭載モデルの設定を段階的に縮小する。
・現行のSKYACTIV-Dを2021年から新たに施行されるCO2排出規制に適応させるためにはエンジンブロックに一連の変更を加える必要があるが、そのためのコストをカバーするのは不可能と判断された模様。
・ただ、すでにマツダは次期MAZDA6で第2世代SKYACTIV-Dを提供すると発表している。
車種別の動向。
〇MAZDA6
すでに前回取り上げた内容通り、欧州向けSKYACTIV-D 2.2(150と180馬力の2種類)搭載モデルが今月で生産終了(セダン・ワゴン両方)
〇MAZDA3とCX-30
2020年内にチェコ共和国などの一部でSKYACTIV-D 1.8搭載モデルの販売を終了。
〇CX-5
・スペインマツダの担当者へ取材したところ「SKYACTIV-D 2.2搭載モデルは2021年も利用可能」という返答を得たとの事。
これらを自分なりに要約すると・・・・
現行SKYACTIV-Dよりも第2世代SKYACTIV-Dの開発にコストを集中させたほうが効率的なので、モデル末期や需要が少ない車種から順番に生産を一旦終了させる。
という感じでしょうか・・・?
MAZDA6と同じエンジンを搭載するCX-5の動向が前回の時点では不明でしたが、スペインマツダの担当者から返答を得たようなのでとりあえず2021年内は販売されるようです。
CX-5は欧州でも売れ筋なのでまだ一定の需要があるのでしょうね。
ドイツマツダが先日発表した9月の販売実績でも「全体の約60%が電動デバイス搭載車」という結果が出ているので、第2世代SKYACTIV-Dが登場するまではMX-30やM-ハイブリッド搭載車が販売の中心になりそうです。
欧州の動向に対して日本では1.8と2.2両方のSKYACTIV-DがさらにスペックUPするという情報も出ていますが、開発中の第2世代と合わせて今後の動向が気になるところです。