日本自動車殿堂(JAHFA)が2020年の殿堂者(殿堂入り)やイヤー賞を発表。
その中でCX-30と初代ロードスター開発主査の平井敏彦さんが各部門で選出されました。
日本自動車殿堂は「豊かな自動車社会の構築とその発展に貢献された方々、そして現在第一線で活躍されている方々を対象にして、それぞれの優れた業績を讃え顕彰し、永く伝承していく」事を目的として毎年11月頃に発表されています。
2019年ではロードスターが「歴史遺産車」、R360クーペなどのデザインを担当した小杉二郎氏が「殿堂者」に選出されています。
そして今年2020年もマツダに関係する車・関係者が選出されています。
まずは「CX-30」が「2020~2021日本自動車殿堂 カーデザインオブザイヤー」に選出。
選定理由として以下の要素が評価されています。・・・・
「アートの領域に迫るデザインコーディネート」
「走りを主張させるエクステリアデザイン」
「安心して楽しめるインテリアデザイン」
CX-30のデザインに関してはちょうど1年前にエクステリア担当の岩内さんの話をブログで取り上げましたが、様々な苦労話も聞いていたので個人的にも今回の選出は嬉しいです。
そして、今年は初代ロードスター主査の平井敏彦さんも殿堂者に選出されました。
選出理由として以下の理由が挙げられています。
オープンスポーツカーの新たな市場創りにマツダ「ロードスター」を開発・投入し、運転の楽しさやオープンカーの魅力を再び世界に訴え、2人乗り小型オープンスポーツカー世界一の累計生産台数樹立の源流となりました。その偉業をたたえ永く伝承して参ります。
多くの方にとってもはや説明不要ですが、初代ロードスター開発主査であると共に、軽スポーツのAZ-1開発主査も担当。
初代ロードスター開発時に「人馬一体」というコンセプトを提案し、その後名刺にも記して世に広めていかれた話は有名です。
さらに、現在マツダの広報車として活躍しているブリティッシュグリーンのVスペシャルは元々平井さんの愛車でもあります。
これ以外にも初代ロードスター開発時の苦労話やエピソードはかなりたくさんありますが、いくつかピックアップしておきます。
昨年はロードスター・今年は初代主査の平井さんが選出された事で、ロードスターが豊かな自動車社会の構築と発展に貢献していると認められたのは一ファンとして嬉しい限りです。
もちろん、これまで多くの困難があっても継続してきたマツダや関係者、そしてコンセプトに賛同した多くのファンのサポートも大きな力になってるのは間違いありません。
マツダもCX-30の選出だけでなく平井さんが殿堂者に選出されたことをプレスリリースで触れて欲しいところですが・・・。
来年以降もマツダ車が選出される事に期待したいと思います。