以前から導入予定と報じられていたにもかかわらずなかなか続報が出てこなかった「中国向け専用新型EV」ですが、生産・販売時期やモデルの詳細に関する情報が出てきました。
(TOP画像は中国向け専用モデル”CX-4”のデザインスケッチ)
中国向け専用EVに関してはこれまでにいくつか噂や情報が浮上、当初は2020年に登場予定となっていましたが、新型コロナウイルスの影響もあってか2021年にズレ込む見込みとなっていました。
その中で今回取り上げるのは中国の自動車メディア「k.sina.com」
リンク先によると・・・・
・マツダの中国向け専用EVは今年6月に生産開始、第3四半期に発売開始予定でボディタイプはSUV
・パワートレインは合弁先の長安自動車が開発したもので航続距離は400km以上の見込み。
2020年4月に浮上した噂と同じ部分もあります。
さらに別の現地メディア「news.chesi.com」は新型モデルの車両認可資料(?)と思われる画像まで掲載。
資料に書かれているスペックを元に「CX-30」と中国で販売されてる「トヨタC-HR EV」で比較した一覧がこちら。
〇ボディ関連スペック(カッコ内はCX-30との比較)
・全長:4409mm(+14mm)
・全幅:1835mm(+38mm)
・全高:1667mm(+122mm)
・ホイールベース:2672mm(+19mm)
〇パワートレインのスペック(カッコ内はC-HR EVとの比較)
・航続距離:400km(±0)
・バッテリー容量:61kWh(+6.7kWh)
・最大出力:160kW(+10kW)
・最大トルク:300Nm(±0)
パワートレインは長安汽車がすでに販売しているEVのパワートレインが導入される見込み。
あと、資料に書かれている限りだと装着タイヤは「225/55R/19」
リンク先によると「CX-30中国仕様と新型EVは兄弟車である可能性が高い」と予想していますが、資料のスペック通りだとすると全体的に一回り大きなサイズでCX-30とCX-5の中間サイズという印象です。
CX-30とCX-5の中間サイズだとCX-4が頭に浮かびますが、こちらはもう一つの合弁企業である一汽マツダで生産・販売されていてボディ・シャシーもCX-30より一世代前。
これらの点から中国向け専用新型EVはこれまでに無い新モデルという可能性が今のところ高そうです。
日本でもMX-30 EVモデルが発売開始されましたが、中国市場へ導入されるEVもどのようなデザイン・仕様になっているのか気になるところですね。