昨年11月に正式発表されたMAZDA3の商品改良ではエンジンや安全装備が大幅にアップデートされましたが、SKYACTIV-X搭載モデルではさらにGVC+にも改良の手が入っているようです。
昨年11月にMAZDA3商品改良モデルを取り上げたブログ。
この時に発表されたマツダのプレスリリース内にはGVC+を改良したという記述はありませんでしたが、改良モデルの試乗レポートでGVC+の改良についても触れているWEB記事がありました。
今回取り上げるのは「AUTO PROVE」が公開した記事。
リンク先によると・・・・。
・SKYACTIV-X搭載モデルのGVC+はスポーツモードを選択したときによりタイヤ荷重を増す方向の設定に改良されている。
・エンジン本体の温度管理が重要なSKYACTIV-X搭載モデルにはグリルシャッターが装備されているが、シャッターを閉めると車両下部へ流れる空気が揚力となりタイヤの接地荷重が減少して車両操安に影響を与える。
改良前のGVC+はグリルシャッターの開閉に伴う揚力、ダウンフォースには関与せず稼働していた。
理論上、もしシャッターの開閉がコーナリング中に起きたとすると、接地荷重は変化しステアフィールに影響が出るということになる。
今回の商品改良で車両運動のパラメーターを組み込み、グリルシャッターの開閉にともなう空力変化に連動するGVCプラスへと進化した。
さらに連動させる技術を応用し、ノーマルモードとスポーツモード時でもGVC+の効果に差をつけることが可能となった。
ドライバーがスポーツモードを選択するとすぐにタイヤの接地荷重が増し、ステアリングのしっかり感やボディのしっかり感が増し、安定した走行を感じ取れるようになっている。
今回の商品改良では全グレードでサスペンションの改良が実施されていますが、SKYACTIV-X搭載モデルのみGVC+の制御がさらに進化していました。
これまでグリルシャッターとGVC+が連動して無かったのは世界初のエンジンという事でまずはエンジン本体の温度制御を優先していたからでしょうか・・・?
同じパワートレインを搭載しているCX-30でも同様の改良が行われている可能性が高そうですね。
MAZDA3のSKYACTIV-X搭載モデルに関しては改良前モデル向けに無償アップデートが提供される可能性が高まっています。
今回取り上げたAUTO PROVEの記事だとGVC+の制御も対象に含まれているようなのでアップデートを行った際にはスポーツモードでの違いも体感してみるといいかと思います。