世界各国でモータースポーツ用車両として採用されているロードスター(MX-5)ですが、ポーランドマツダが新たにワンメイクレースを開始する事を発表しました。
現地メディア「Auto.dziennik.pl」でも取り上げられています。
今回ポーランドで新たに開幕するのは「Mazda MX-5 Cup Poland」
現地で行われている”ポーランドモーターレーシングチャンピオンシップ”のプログラムの一つとして組み込まれるワンメイクレースになるようです。
MX-5のカップカーは北米マツダが提供している「グローバルMX-5 CUP」用車両が一般的ですが、今回導入される車両はポーランドマツダと現地のチューニングメーカー「TG Auto」が共同開発した独自のカップカーになります。
https://www.facebook.com/TGautoPL/
パワートレイン:SKYACTIV-G 2.0(6MT)
出力:200ps
車両重量:約980kg
サスペンション・シャーシ・リアデフをレース用にチューニング済み。
北米マツダが提供しているグローバルMX-5 CUPカーと比べてみると・・・。
装着ホイールだけでなく、グリル開口部やロールゲージの形状が少し異なります。
この車両のテストドライバーには昨年のバーチャルルマン24時間レースを優勝したF1ウイリアムズ・eスポーツチームのプレイヤーNikodem Wisniewski氏が選ばれているとの事。
ポーランドマツダによると初年度は10台販売予定で来年には25台の参戦を想定しているようです。
このカップカーはポーランドマツダがタイヤや燃料、その他必要な部品や機器までサーキットへ運んでくれるので参加者はレーシングスーツとヘルメットだけ持参すればOKという充実したホスピタリティが魅力です。
このシリーズは5月7~9日に開幕予定。
ちなみに、カップカーを独自開発する方式によるワンメイクレースはフィリピンでも行われています。
そして日本では、モータースポーツ用グレード”NR-A”が販売されると共にパーティレースが開催。
NR-Aは一般走行も可能なグレードなので日本は特に敷居が低いと言えるかもしれませんね。
北米でも来年以降はMX-5 CUPを中心とするグラスルーツカテゴリーに注力する方針を示しているので、MX-5を通じてさらにモータースポーツが各地で盛り上がる事を期待したいと思います。