つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許(2021.3.11)

f:id:taku2_4885:20210311145344j:plain

(画像 ipforce.jp)

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は17件。

その中から気になった内容を取り上げます。

 

まずは「エンジンの冷却装置」という題名の内容。

特開2021-38711 | 知財ポータル「IP Force」

f:id:taku2_4885:20210311145344j:plain

f:id:taku2_4885:20210311145917p:plain

f:id:taku2_4885:20210311145106p:plain
f:id:taku2_4885:20210311145118p:plain
f:id:taku2_4885:20210311145406j:plain
f:id:taku2_4885:20210311145353j:plain
f:id:taku2_4885:20210311145158p:plain
f:id:taku2_4885:20210311145223p:plain
f:id:taku2_4885:20210311145348j:plain
f:id:taku2_4885:20210311145357j:plain
f:id:taku2_4885:20210311145402j:plain
(画像 ipforce.jp)

こちらは「直6ディーゼルエンジンのウォータージャケット」に関する内容です。

〇資料に記載されている特許の目的

これまでの冷却装置では連通孔から冷却水がボア間壁へ向けて導入されるものの、ボア間壁を十分に冷却させることができなかった。本発明者らの検討によれば、前記連通孔がボア間スペーサ部の上端付近に配置されていることから、ボア間壁の上端を除く下方領域において冷却水の流動が少なく、当該下方領域での熱交換が不十分となることが要因と判明した。

本発明の目的は、ウォータージャケット内にウォータージャケットスペーサが配置されたエンジンの冷却装置において、ボア間壁の冷却を良好に行えるようにすることにある。

 

次は「摩擦締結装置」という題名の内容。

特開2021-38770 | 知財ポータル「IP Force」

f:id:taku2_4885:20210311165815j:plain

f:id:taku2_4885:20210311170342p:plain

f:id:taku2_4885:20210311165824j:plain

f:id:taku2_4885:20210311165819j:plain
f:id:taku2_4885:20210311165829j:plain
f:id:taku2_4885:20210311165624p:plain
f:id:taku2_4885:20210311165633p:plain
f:id:taku2_4885:20210311165703p:plain
(画像 ipforce.jp)

資料に駆動方式は記載されていませんが、一枚目の説明図に描かれている構成をいる限りだと「FR用のトランスミッション」に関する内容である事が有力。

これまで公開されてきた縦置き用ATに関するマツダの特許ではトルクコンバータ”レス”の事例が多かったのに対して、今回はトルクコンバータありで想定されています。

〇資料に記載されている特許の目的
従来の摩擦係合装置では各摩擦プレートの間隔を広げるためにばねクリップを設けているため、部品点数が増加して構造が複雑化すると共に組み立て工数の増加を招き、摩擦係合装置(摩擦締結装置)が高コストになるという問題がある。また、特別にばねクリップを設けることにより、摩擦締結装置の重量が増加するという問題もある。

従って、本発明は、構造を複雑化することなく、引きずり抵抗を低減することができる摩擦締結装置を提供することを目的としている。

 

今週気になった内容は以上となります。

来週以降も気になった特許があれば取り上げていきたいと思います。