中国マツダ(一汽マツダ)がMAZDA6 2021年モデルを正式発表しました。
このブログを開設してから中国仕様はあまり取り上げていなかったので、2021年モデル発表に合わせて独自の装備などをチェックしてみます。
中国向けのマツダ車は「長安マツダ」「一汽マツダ」という2つの合弁企業で生産・販売されていますが、MAZDA6は一汽マツダが担当。
【MAZDA6ATENZA阿特兹】一汽马自达_MAZDA6阿特兹报价及图片_一汽马自达ATENZA阿特兹官网
正式な車名は「MAZDA6 ”ATENZA”」
2018年まで日本仕様の車名だったアテンザの名称が使用されていて、リアエンブレムも”ATENZA”と”MAZDA6”2つ名称が装着されています。
今回発表された中国向けの2021年モデルは基本的に日本や欧米仕様と同様に大きな変更は無く、車両価格はそのままに一部安全機能が新たに標準装備化。
パワートレインは引き続き「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-G 2.5」の2種類で6ATのFF車のみ。
そして、最初に触れたとおり中国仕様独自の装備がいくつかあります。
①排気量を表すフロントフェンダーエンブレム(SKYACTIV-G 2.5のみ)
②中国仕様独自のマツダコネクト
中国向けのMAZDA6は他地域向けと同じ8インチディスプレイが装備されていますが、中身は独自仕様となっています。
〇青枠部分
・車載Wi-Fi機能
・緊急時・ロードサービス用通話機能(エアコン操作パネル下にSOSボタン装備)
・オンライン音楽・ラジオ
・MyMazdaアプリ(サービス内容は新世代マツダコネクトと同一)
〇緑枠部分
・”AppleCarPlay”と”百度Carlife”接続に対応
百度Carlifeというのは中国の検索サイト大手である「百度(Baibu)」が提供している自動車向けアプリのようで、AndroidAutoは未対応となっています。
③紫のボディカラーが設定されている。
一汽マツダが販売しているMAZDA6とCX-4には「紫晶壇(直訳するとアメジストと表示)」という紫のボディカラーが設定。
公式HPのコンフィギュレーターでは色味が分かりにくいので実車画像を探してみましたが、この色は初代MAZDA6から設定されている色のようです。
〇初代MAZDA6
〇2代目MAZDA6
〇現行MAZDA6(中期モデル)
実車画像を見る限りだとSKYACTIV導入前の第5世代車に多く設定されていた「ラディアントエボニーマイカ」という可能性もあります。
初代・2代目アテンザでは日本仕様にも設定されていた色なので、中国仕様では現行モデルでも継続設定されてる形なのかもしれません。
中国仕様はボディカラーの名称も独特で色番号も不明なので断言できませんが・・・。
中国向け独自の主要装備は以上になります。
独自の装備を備えつつ販売されて来た中国向けのMAZDA6”ATENZA”ですが、2021年モデルでほぼ現状維持という点は日本や欧米仕様と同じ流れとなりました。
現行モデル発売から8年が過ぎてるので今後の動向が気になるところですね・・・。