新型モデル(3代目)が昨年10月にオーストラリアから発売開始されたものの、まだ一部地域では従来モデルの販売が続いているBT-50。
その中で今回はフィリピンで販売されている2代目モデルの特別仕様車を取り上げます。
今回取り上げるのはフィリピンで販売されている2代目BT-50の特別仕様車「Pangolin Edition」
〇主要特別装備
・専用17インチホイール
・オーバーフェンダー
・スチール製スポーツバー(マットブラック)
・サイドステップバー(マットブラック)
・”Pangolin”デカール
ボディカラーは6色。
先に取り上げた画像の車両は「ディープクリスタルブルー」です。
特別仕様車の名称になっているPangolinはフィリピンで絶滅の危機に瀕している「フィリピンパンゴリン」が由来。
フィリピンマツダはパラワン島のNGO法人「カタラ財団」と提携しているので、このような特別仕様車を通じてフィリピンパンゴリンが絶滅に危機に瀕している事を世間へ発信する目的もあります。
この特別仕様車は今年1月にまず4×4仕様を発売開始。
これに加えて昨日5月3日には4×2仕様も追加されています。
BT-50はすでにいすゞ・D-MAXベースの新型(3代目)がオーストラリアを皮切りに発売開始、これまでタイで生産されてきた2代目も今年3月31日で生産終了しています。
この点から今回取り上げたBT-50 Pangolin Editionは「2代目BT-50」だけでなく「マツダが開発段階から関わった商用車(BT-50はフォードと共同開発)」という意味でも最後の特別仕様車になる可能性が高そうです。
日本では販売されていないBT-50ですが、この特別仕様車で約90年に渡るマツダの商用車生産の歴史をしっかりと締めて欲しいところですね。