今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は7件。
件数は少ないですが、その中で気になった内容があるので取り上げます。
今週取り上げるのは「車両の側部車体構造」という題名の内容。
特開2021-95057 | 知財ポータル「IP Force」
〇資料に記載されている特許の目的。
前突時には前側ピラー後面部から後側ピラー前面部への荷重伝達経路を確保し、側突時にはサイドシルから前側ピラー及び後側ピラーの外面部へと荷重を伝達することでサイドシルの変形を抑制することができる車両の側部車体構造の提供を目的とする。
ブログの題名にも書いている通り、こちらは「押出成形によるアルミ合金製スペースフレーム」に関する特許出願です。
アルミ製スペースフレームはスーパースポーツなどで採用される場合が多く、採用モデルの一例として「アウディ・R8」や「メルセデスベンツ・SLS AMG」があります。
かなり気になる内容ですが、アルミ製スペースフレームに関するマツダの特許出願は2019年後半にも複数公開されています。
今年はルマン優勝30周年という点や来年からロータリーマルチxEVが導入開始が公表された事でロータリーエンジンに関する話題で盛り上がってますが、タイミングを合わせたかのようにアルミ製スペースフレームに関する特許出願の続報が出てきたのはなかなか興味深いところですね・・・。
単なる偶然だとは思いますが(笑)
ラージ群モデル導入や電動化対応に向けて大変な状況ではありますが、水面下では次世代ロータリースポーツ誕生に向けて動いてるのでは?なんて想像も膨らんでしまいます。
今週気になったアルミ製スペースフレームに関する内容は以上となります。
来週以降も気になる特許情報があれば取り上げていきたいと思います。