2022年に導入予定とされているMX-30 ロータリーマルチxEVモデル。
ロータリーエンジン復活という点から大きな注目が集まっていますが、気になる情報が出てきました。
今回取り上げるのは日刊自動車新聞 電子版に掲載されたこの記事。
有料記事なので一部しか見る事が出来ませんがリンク先によると・・・・
・マツダは2022年前半に導入予定だったロータリーエンジンを発電機として使用するレンジエクステンダーを取り止める方針を明らかにした。
・代わってロータリーエンジンと電気モーターで駆動するMX-30のプラグインハイブリッド車を22年前半に市場投入する予定。
当初から予定されていた発電用ロータリーを採用するレンジエクステンダーを取りやめる代わりにプラグインハイブリッドを導入するという事のようです。
さらに注目なのは「当初発電用とされていたロータリーエンジンが電気モーターと共に駆動も担う」プラグインハイブリッドになるという点。
実は池田直渡さんも日経ビジネスの連載でMX-30 マルチxEVについて「毎度おなじみの”欧州のルール変更”のおかげで、ロータリーに駆動も担わせないと基準が達成できなくなった。このおかげで計画は1年遅れになった」と今年3月に触れていました。
発電用の予定だったロータリーエンジンが駆動も担うようになるという情報はこれまで池田直渡さんの連載記事のみでしたが、日刊自動車新聞もほぼ同じ内容を掲載したのでより信憑性が高まったようにも感じます。
欧州ではプラグインハイブリッド向けに大規模なCO2排出量優遇処置が2021年から開始されるのでこれを元に方針転換した可能性も考えられますね。
池田直渡さんが言及されていた”欧州のルール変更”はこれの事かも・・・?
先日行われた
マツダが当初予定していたマルチxEVの構成は発電用ロータリーエンジンを核にして3種類の電動デバイス車両を構成可能となっていましたが、今回の情報が真実だとすると残るシリーズハイブリッドでもロータリーエンジンが駆動も担うようになる可能性が考えられます。
今年後半からメディア向けの次世代技術を体感する場を用意するという情報もあるので続報が気になるところです。