ここ最近、発売や開発に関して様々な憶測が出ているロータリーエンジンを使ったマルチxEVですが、米国マツダの担当者が発売時期の遅れなどは無いと証言しています。
前回取り上げたブログ記事。
マツダのロータリーマルチxEVはこれまでレンジエクステンダーを中心に取り上げられてきた事もあってなのか、前回取り上げたAutomotive Newsの記事を発端に「ロータリマルチxEV自体の発売・開発が延期になった」と報じている自動車メディアも・・・。
その事もあって情報が錯綜している状態でしたが、米国の自動車専門メディア「ROAD SHOW」が改めて米国マツダへ取材を実施しています。
リンク先によると米国マツダの広報担当者は取材に対してこのように回答したとの事・・・。
2022年に予定しているMX-30 プラグインハイブリッドの発売は遅れてない事を確認している。
2022年に発売という計画に変更は無いと証言されてるのでまずは一安心ですが、北米に導入されるMX-30 マルチxEVは”シリーズ式のプラグインハイブリッド”になるようです。
日本でも6月に似た内容の記事が出ていたのでロータリーマルチxEVはプラグインハイブリッドとシリーズハイブリッドの優先度が高まっている可能性はかなりありそうですね。
このブログでは度々触れていますが、マツダのロータリーマルチxEVは地域特性や需要に合わせて「レンジエクステンダー」「プラグインハイブリッド」「シリーズハイブリッド」を生み出せるようになっています。
ただ、2013年にデミオベースのプロトタイプを発表した事もあるのか「ロータリーマルチxEV=レンジエクステンダーのみ」に近い認識を持っているジャーナリストやメディアもそこそこ多い印象を受けます。
今回Automotive Newsの記事を発端に「ロータリマルチxEV自体の発売・開発が延期になった」という憶測が広がったのもそのあたりに原因があるように感じます・・・。
欧州向けは予定通りレンジエクステンダーとして導入される可能性も残されていますが、実際はどのような構成で登場するのか楽しみですね!