マツダに関する信憑性の高い情報を発信する事でおなじみの中国新聞ですが、両社と同じく広島県内に本社があるべバストジャパンに関して少し興味深い記事が出てきたので取り上げてみたいと思います。
(TOP画像はパノラマルーフになっていたVISION COUPE)
今回注目したのは中国新聞が掲載したこちらの記事。
リンク先によると・・・。
今年秋の着工を予定、2022年春の稼働を目指して現在の工場棟の隣にある駐車場に新しい工場棟を建てる。
今ある工場棟でも生産ラインを増やしていく。
新しい工場棟で生産するのは従来のサンルーフより大きなガラスを使う「パノラマルーフ」
ベバストジャパンはマツダを含む国内全自動車メーカーと取引があり、今後5年以内に生産の半分はパノラマルーフになると見ている。
東広島市に本社を構え、マツダ関連では「NC・NDロードスターの電動ハードトップ」や「ボンゴフレンディのオートフリートップ」を手掛けている事でも有名なベバストジャパンがパノラマルーフの増産を視野に本社工場を拡張するようです。
これだけならそれほど特筆すべき内容では無いのですが、注目すべきは新たな工場棟が「2022年春の稼働を目指す」という部分。
2022年春頃と言えば以前中国新聞が報じたマツダのラージ群第一弾モデルの生産開始時期とかなり近いです・・・。
今回取り上げた記事にパノラマルーフの具体的な納入先や採用車種は書かれていないのでマツダとは全く関係が無い動きという可能性も十分考えられますが、目指している稼働のタイミングを見ると「何か関係があるのでは?」という妄想も働いてこのブログで取り上げました(笑)
ベバストジャパンによると中国や欧州を中心にサンルーフの人気が高く、特に大型のパノラマルーフは2016年に工場を増設して生産能力を高めたにもかかわらず需要の高まりで手狭になっていたとの事。
国内外メーカー問わず大型のパノラマルーフが選べる車種がSUVを中心に増えている印象でしたが、現行のマツダ車は通常サイズのサンルーフのみ。
以前から「CX-5やCX-8あたりの車種でパノラマルーフが選択可能になるとさらに商品力が上がるのでは?」と個人的に感じていたのでマツダへの供給を意識した動きだと嬉しいところです。
ちなみに、マツダの特許情報でもパノラマルーフに関する内容がいくつか出てきています(想定されている素材はガラスでは無く樹脂が中心ですが・・・)
仮に今後マツダへパノラマルーフが供給される場合、既存モデルに追加はさすがにハードルが高いと思いますが、今後登場予定のラージ群モデル等で選択可能になる事を期待したいと思います。