先週が4連休だった関係から月曜日に続いて本日も特許出願情報が更新されました。
本日新たに公開されたマツダが出願中の特許は2件のみですが、なかなか興味深い内容なので取り上げます。
本日公開されたマツダの特許出願は2件共に「エンジンの燃料制御装置」という題名が名付けられた”直6ガソリンエンジンの燃料制御装置”に関する内容です。
特開2021-107693 | 知財ポータル「IP Force」
特開2021-107694 | 知財ポータル「IP Force」
(資料に記載されている説明図は1件目と2件目共通)
〇資料に記載されている特許の目的も共通です。
エンジンの気筒数が多くなっても、燃焼性に影響を与えることなく気筒間での燃料噴射量のばらつきを補正でき、しかも補正する機会を十分に確保できるようにしたエンジンの燃料制御装置を提供することにある。
今回の内容で注目すべきは「”ガソリンNA”の直6エンジンを主体に考えられている事」
先に挙げたエンジンの説明図に過給機は描かれておらず、説明文でも過給機付きエンジンへの転用にも触れられているもののNAエンジンを主体とするニュアンスで書かれています。
マツダの直6エンジンに関する特許出願はこれまでにも多く取り上げてきましたが、ほぼ全てが過給機付き前提の内容。
(あくまでほんの一例)
マツダはすでにラージ群モデル用に3種類の直6エンジンを導入予定と発表していますが、その中のSKYACTIV-GはNAエンジンと個人的に予想しているのでそれを裏付ける内容かもしれないと一人で盛り上がっています(笑)
3種類の直6エンジンの中身がどうなるのか気になるところですね♪
来週以降も気になるマツダの特許出願があれば取り上げていきたいと思います。