日本では6月に商品改良が発表されたMAZDA2ですが、英国でも2022年モデルが正式発表されました。
2022年モデルにおける主な改良ポイントはこちら。
改良ポイント①:「エンジン」
・エンジンは引き続き「SKYACTIV-G 1.5」のみ。
・圧縮比が「13⇒15」に大幅UP(黄色枠)、プレスリリース文によるとエキマニも「4-1」排気から「4-2-1」排気にアップグレード。
・これまで設定されていた「75ps仕様」「90ps仕様」に加えて最上級グレード用に「115ps仕様」が再設定(赤枠)
・90psと115psのMT車のみマイルドハイブリッド仕様で新たに”e-SKYACTIV G”エンブレムを装着(青枠・青線)
・各部改良によってCO2排出量も大きく低減(緑枠)、売れ筋である90ps仕様(MT)の場合で見ると「120g / kmから107g / km」に。
先日発表された日本仕様でも圧縮比が「12⇒14」に高められましたが、燃料のオクタン価が日本より高い事もあって「13⇒15」にまで高められました。
SKYACTIV-Gで圧縮比15を達成したのはもちろん歴代初で、これはMAZDA3・CX-30に搭載されているSKYACTIV-X 2.0と同じ圧縮比というスゴイ数値です。
これらは日本仕様と同様にSKYACTIV-X開発で培ったノウハウが投入されている可能性が高そうですね。
改良ポイント②:ボディカラーに「プラチナクォーツメタリック」追加
日本仕様と同様にプラチナクォーツメタリックが新たに設定されました。
基本的な種類は同じですが、欧州仕様の場合はアークティックホワイトが上級グレードでも選択可能となっています(日本仕様はベースグレードの15C・XDのみ)
改良ポイント③:ワイヤレスAppleCarplay追加
こちらも日本仕様に続いて導入(中間グレード”Sport”以上に標準装備)
ただし、日本仕様にあったワイヤレス充電は未導入のようです。
主な改良ポイントは以上となります。
英国向けの2022年仕様は10月1日に正式発売開始で現地の販売店にもほぼ同時期に実車が届く予定のようです。
基本的な改良ポイントは日本仕様と同じですが、やはり圧縮比が15に到達したSKYACTIV-G 1.5はかなり大きなインパクトを感じます。
おそらく他の欧州地域でも同じ仕様で2022年モデルとして導入されそうですね・・・。
欧州では2021年以降にヤリスHVがOEM受給される予定ですが、よりシンプルなパワートレインのMAZDA2も価格面などで高い商品力を維持するかもしれません。
メキシコでもMAZDA2にマイルドハイブリッド仕様追加という情報が出ているのでこちらもどのような中身になるのか気になるところです。