つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

ロードスター 2021年商品改良モデルには「旋回時に内側リアのブレーキを制御するシステムが搭載される」との噂が浮上。

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(画像 MAZDA UK)

 

(TOP画像は2020年に発表された英国限定車「MX-5 ”R-Sport”」)

ここ最近、様々な改良内容の噂や情報が出てきているロードスターですが、今回は走りに関するシステムが搭載されるかもしれないという噂を取り上げます。

 

今回取り上げるのはおなじみ「価格.COM」のロードスター専用クチコミ掲示板。

前回のブログで「安全制御もしくは操安制御のバージョンアップがあるらしい」という噂について質問されている方がいる事を取り上げましたが、この質問に対して営業の方から資料を見せていただいたというユーザーさんがこのような投稿をしています。

G-ベクタリング コントロール(GVC)の改良とのことで、旋回中に内側リアのブレーキを制御して安定性を高めるとかだったような。

そのまま解釈するとGVCの改良版みたいな制御が搭載されるという内容だったようです。

 

簡単におさらいすると、初代GVCの進化版でほぼ全ての現行マツダ車に搭載されている「GVC+」はエンジンの駆動トルクに加えてブレーキによる車両姿勢安定化制御も行いますが「旋回中のハンドル戻し操作に応じて”外輪”をわずかに制動する」という内容。

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これに対して今回出てきたロードスターの噂では「旋回中の”内側リアブレーキ”を制御」となっているので制御するブレーキが異なります。

旋回中に内側リアブレーキのみを制御すると安定性よりもコーナリング性能向上に寄与する予感もしますが・・・。

 

ちなみに、2019年からロードスター開発主査を担当されている斎藤茂樹さんは就任直後に行われた自動車雑誌driver2019年9月号の取材で「GVC導入も考えている」と回答していましたが、いくつかの課題がある事から現在までロードスターには採用されていません。

(2019年9月号の特集記事内一部引用)

GVC導入も考えているが、ロードスターの場合はジオメトリー等の関係から効果が無いどころか干渉してしまうこともある。

賛否両論あってシーンによっては入れた方がいい場合もあるが、違和感があるうちはやめておく。

開発は動いているのでしかるべきタイミングで入れたいと思います。

今回、2021年商品改良モデルでこのような噂が出てきたという事は2019年当時に挙げられれていた課題が解決されたのかもしれません。

ただ「GVCの改良」という表現がされてるのでGVC+がそのまま導入されるのではなく、ロードスター用に開発された新技術という可能性も考えられます。

 

ロードスターに関しては「シンプルで自然なフィーリングやキャラクター」を求めるユーザーも多い印象なので走りに関する制御機能が追加されるのは賛否が分かれる可能性も考えられます。

既存のGVC+は運転してる限り全く違和感を感じない制御なので大丈夫とは思いますが実際の走りがどうなるのか気になるところですね・・・。

 

いつも通り”あくまで噂”という内容ですが、新しいグレードやソフトトップの色が登場するという噂に加えて走りの進化もどうなるのか楽しみです。