つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許(2021.9.30)

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(画像 ipforce.jp)

 

今週新たに公開されたマツダが出願中の特許は10件。

その中から気になった内容を取り上げます。

 

今週注目したのは「エンジンルーム排熱構造」という題名で公開された特許出願2件。

1件目:特開2021-151808 | 知財ポータル「IP Force」

2件目:特開2021-151809 | 知財ポータル「IP Force」

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・エンジンマウントとホイールハウスライナ断面図。

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(画像 ipforce.jp)

〇資料に記載されている特許の目的

本発明の目的は、エンジンルームの排熱を促進することができると共に、エンジン下部後側に配置された駆動力伝達機構の過熱を防ぐことができるエンジンルーム排熱構造を提供することである(1件目)

本発明の目的は、エンジンルームの排熱を促進することができると共に、車両走行時の空気抵抗の増大を抑制することができるエンジンルーム排熱構造を提供することである(2件目)

1枚目の説明図ですぐに分かりますがこちらは「直6エンジンを縦置きした車両の排熱構造」に関する内容なのでラージ群モデルに関係する可能性がかなり高いです。

 

そして説明図をよく見るとエクステリアデザインのヒントになりそうな部分も・・・。

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(画像 ipforce.jp)

・・・フェンダーやボディパネル下部に樹脂パーツらしき部分が・・・。

・・・ヘッドライト。

・・・謎のプレスライン?

緑で塗り分けた部分は樹脂パーツの可能性が高いのでSUVモデルだと思われます。

ただ、緑色の線で示した部分もパーティングラインに見えなくも無いので樹脂パーツがより大きい可能性も?

ヘッドライトは既存のマツダ車とほぼ同じデザインになりそうですね。

気になるのは赤色の矢印で示した謎の部分ですが、よく見ると丸い穴が2つ確認出来ます(何らかのパーツを固定するための穴?)

説明図を見た瞬間に頭の中で浮かんだのは「初代トヨタ86/スバルBRZ」にあったフェンダー上部のガーニッシュですが、マツダがテーマとしている引き算のデザインとはやや方向性が異なる気がするのでこの部分はちょっと謎ですね・・・。

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(画像 NetCarShow.com)


あと、参考までに現行CX-5の画像とも比較。

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「左:特許説明図 (ipforce.jp)、右:現行CX-5(NetCarShow.com)

モール部分を含めてフェンダーの丸みはかなり似ていますが、プレミアムディスタンス(前輪中心からフロントドア開口線までの距離)は明らかに特許説明図の方が広いのでここはFRベースである事を実感しますね。

 

いろいろ妄想も膨らみますが、いつも通り"あくまで特許"なので今後出てくる量産車へどのように反映されるのか気になるところですね。

来週以降も気になる特許を取り上げていきたいと思います。

 

 

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