北米を中心に販売されているマツダのフラッグシップ3列シートSUV「CX-9」
米国とカナダで2022年モデルが正式発表されました。
〇米国仕様
〇改良ポイント
・新グレード「Touring Plus」を設定。
・全グレードi-Activ AWDを標準装備(FF車を廃止)
・「Sport」「Signature」は2021年モデルのAWD車と比較して車両価格を値下げ。
「Touring Plus」は2列目キャプテンシート・BOSEサウンドシステム・サンルーフなどを装備したTouring Premium Packageをベースに以下の装備をさらに追加したグレード。
・シートベンチレーション(フロント)
・電動パワーシートがメモリー機能付きに(運転席のみ)
・20インチアルミホイールがブラックメタリック塗装に。
・フロントグリルがグロスブラック仕様に。
・アルミルーフレール
・フレームレスバックミラー
i-Activ AWDに関してはすでに「米国で販売するSUVは全て2022年モデルからi-Activ AWDを標準装備にする」という方針が発表されているので今回の変更は予定通りです。
〇カナダ仕様
カナダ仕様に関しては2021年モデルからグレード構成や装備の変更はありませんでした。
(i-Activ AWDは2021年モデル以前から全グレード標準装備)
〇価格・グレード一覧表
車両価格も米国仕様とは異なり全グレードで数百ドル程度値上げされています。
北米市場に関してはすでにワイドボディのラージ商品群SUV「CX-70(2列シート)」「CX-90(3列シート)」が2022年から順次導入予定ですが、米国マツダは「CX-90⇒CX-70」の順番で導入する事と「CX-90は現行CX-9に替わる3列シートSUV」という計画をすでに公表済み。
これらの点から北米向けの現行CX-9は今回発表された2022年モデルが最後になる可能性も十分考えられます。
個人的には「プラチナクォーツメタリックが採用されるのでは?」という予想もしていましたが、ボディカラーの設定に関しても動きはありませんでした・・・。
来年からラージ商品群を中心に新型車が続々と発表されるはずですが、熟成の域に達しつつある現行CX-9も商品力はかなり高いと思うので引き続き高い人気を集める事を願いたいです。