ラージ商品群を中心に2022年から多くの新型モデルが登場すると思われるマツダですが、欧州マツダCEOが今後の電動化戦略について現地メディアの取材で答えています。
今回取り上げるのはスペインの自動車メディア「Híbridos y Eléctricos」が掲載したこちらの記事。
昨年6月から欧州マツダCEOに就任されたMartijn ten Brinkさんが欧州市場におけるマツダの電動化戦略を中心に取材を受けています。
リンク先によると・・・・
・2025年までに電動化技術を採用した新型車6車種を欧州へ投入する予定。
・6台の内訳は「プラグインハイブリッドが3車種」「ピュアEVが3車種」の模様。
・「既存モデルのバージョンアップ仕様」なのか「全くの新型モデル」なのかはまだ明らかにできない。
・ヤリスハイブリッドのOEMモデル「MAZDA2 Hybrid」を2022年に発売するが、トヨタとの提携はPSAグループとフィアット・クライスラーが合併したステランティスのような欧州型M&Aに発展する可能性は無い。
・欧州におけるマツダのプレゼンスは高まっているものの新たに欧州で生産拠点を設ける可能性は無い。
マツダは昨年6月に発表した2030年に向けての新たな技術・商品の開発方針の中で「2025年まで"ハイブリッド車5車種"・"プラグインハイブリッド5車種"・"ピュアEV3車種"を導入予定」と公表済み(マイルドハイブリッドは除く)
その中で欧州は「プラグインハイブリッド3車種」「ピュアEV3車種」を導入予定のようです。
ちなみに欧州ではすでにラージ商品群SUV「CX-60」「CX-80」と「MX-30 ロータリーマルチxEV」でプラグインハイブリッドが導入予定と公表されているのでこの3車種でほぼ確定と思われます。
EV3車種に関してはまだ具体的な情報が出ていませんが、EV専用スケーラブルアーキテクチャーの導入が2025年以降と公表されている事を考えると、MX-30 EVのシステムを同じスモール群モデル(CX-30・MAZDA3、場合によっては次期MAZDA2とか?)へ搭載するような方式が一番現実的でしょうか・・・?
これ以外では「昨年12月にトヨタが発表したEV16車種の中にマツダと共同開発した車種が含まれてるかも?」という可能性も頭に浮かびますがこれはさすがに妄想を広げすぎでしょうか(笑)
日本や北米などに投入される車種の内訳はまた違ってくると思いますが、今後登場する新型車はほぼ全て何らかの形で電動化技術を採用してくる可能性は高そうですね。
マツダがアップデートした中期経営計画を今年春までに発表するという話も出ているので、引き続き情報に注目しておきたいところです。