つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

欧州マツダのデザインチームが今後のマツダ車の特徴を示唆する4つの作品(インスタレーション)を公開。

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(画像 Auto&Design)

 

2012年に発売開始された初代CX-5から本格的に採用されたマツダの「魂動デザイン」

これまでにも絶え間なく進化を続けているマツダ車のデザインですが、欧州マツダのデザインチームが今後のマツダ車の特徴を表現した作品を発表しています。

(※2022.2.5:「wonder」と「Momentum」の画像が逆だったので訂正しました)

 

今回取り上げるのは欧州の自動車デザイン専門メディア「Auto&Design」に掲載されたこちらの記事。

記事の題名はMAZDA, WHEN STYLE ORIGINATES FROM A SCULPTURE(マツダ、スタイルが彫刻から生まれるとき)」

今年発売開始予定のラージ商品群SUV「CX-60」への期待が高まっている中、欧州マツダのデザインチームはコンテンツ、インスピレーション、文化を洗練させる事に絶え間なく取り組んでいる事を特集。

 

その中で欧州マツダのデザインディレクターJo Stenuit氏が新しい表現方法を模索する取り組みの一つとして「将来のマツダ車が目指す特徴を示唆した4つのインスタレーション」を紹介しています。

作品の説明は自動翻訳ベースなので一部変な表現になってるかもしれませんがご了承を・・・。

① 「Wonder」

大きな木のくさびを細い線で吊り下げる事で今にも動き出しそうなワクワク感を表現。

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(画像 Auto&Design)

②「Harmony」

白いガラス板が岩の上に浮かんでいるように見える事で完璧に組み立てられた空間のバランスとエレガンスを表現。

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(画像 Auto&Design)

③「Acceptance」(Acceptance=受け入れ・容認などの意味)

4本の赤い紐で吊るされた優美な木製アーチによって得られる重力への賛美であり、自然やその法則の重要性を再認識させる作品。

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(画像 Auto&Design)

④「Momentum」(Momentum=勢い・弾みなどの意味)

大理石の台座に固定され、もう一方の端がレースで固定された曲線の木片でまだ静止している爆発のエネルギーを表現。

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(画像 Auto&Design)

4つの作品はいずれも無垢の自然で表面加工なども施されていない素材で構成され、日本的価値観を基に表現したと説明されています。

ちなみにJo Stenuit氏は4つ目の「Momentum」が個人的に最もお気に入りのようです。

 

これら4つのインスタレーションはすでにイタリアなど一部メディアにも披露されているようですが、今後のマツダ車も魂動デザインの方向性を継承しつつ表現方法を常にアップデートさせていくとの事。

魂動デザイン導入後のマツダは「日本車」「日本の自動車メーカー」である事を特に重視するようになった印象ですが、今後登場するラージ商品群などもより日本らしさを深化させていく方針なのでしょうね・・・。

さらに、コンセプトカー「VISION COUPE」は発表されてから約4年が経過したものの、マツダデザインの方向性を示す役割がまだまだある可能性も示唆されています。

間もなく披露されるラージ商品群を中心に今後のマツダデザインがどのような提案を出してくるのか楽しみですね。