欧州と日本で導入が正式公表されているマツダのラージ商品群第一弾モデル「CX-60」ですが、続いてオーストラリアマツダも導入を正式に公表しました。
CX-60に関しては現在のところ欧州と日本で導入される事が公表済み。
これに続いて欧州と並行してティザー広告を発信していたオーストラリアマツダもCX-60導入を正式発表しています。
○オーストラリアマツダ公式HP・CX-60特設サイト
First-Ever Mazda CX-60 | A New SUV For A New Age
オーストラリアマツダはさらにPVも公式YouTubeで公開。
特設ページとPVには欧州で公開されてなかった場面や画像があるので紹介したいと思います。
○CX-60のデザインスケッチ
現行世代の大きな特徴であるボディサイドのリフレクションがデザインされてる瞬間ですが、リフレクションのラインとフロントフェンダーのエンブレムに繋がりがある事がよく分かりますね。
日本で行われている無料会員サービス「CLUB MAZDA」では登録会員向けにデザインスケッチの壁紙が提供されているのでCX-60も楽しみです。
○CX-60のクレイモデル制作風景。
スケッチに続いてマツダデザインを形作るうえで重要度の高いクレイモデル制作風景も初公開されています。
○新機能「DRIVER PERSONALISATION SYSTEM(ドライバー・パーソナライゼーション・システム)」の開発風景。
ドライバーモニタリング用カメラを活用したドライビングポジションの自動設定やオーディオ、エアコンなども含めた調整・設定情報を保存できる新機能の開発風景も収録。
開発時はMAZDA3やCX-30に採用されている8.8インチディスプレイが活用されていたよですね。
既存モデルへの展開も期待されますが、ステアリングのチルト・テレスコピック調整も電動にする必要性があるのでコスト面などがハードルになるかもしれません。
○直6エンジンのシリンダーブロックとピストン
欧州では簡単な概要のみだった直6エンジンですが、オーストラリアマツダ特設ページではシリンダーブロックの画像が公開されています。
既存のSKYACTIVエンジンと同様にオープンデッキ構造となっていますが、ピストン形状を見る限りだと画像はガソリンの直6エンジンが有力。
マツダのガソリンエンジンはSKYACTIV-GとSKYACTIV-Xがありますが、比べてみると・・・。
両方の特徴が合わさっているように見えるので判断が難しい(笑)
さらに画像を明るくして見ると・・・・。
うっすらとですがエンジン周辺の補器類と思われる部分も見えてきました。
蛇腹形状になっているのは吸気系でしょうか・・・?
マツダが昨年10月に発表した計画だと直6のガソリンエンジンは「SKYACTIV-X」「SKYACTIV-G ターボ」の2種類。
SKYACTIV-G ターボは北米市場を意識したエンジンという事で「CX-70」「CX-90」向けという印象なので、オーストラリアマツダが公開した画像はSKYACTIV-Xの可能性が高そうですが続報が気になるところです。
(シリンダーブロックのオープンデッキ・クローズドデッキの違いに関する記事はこちら)
現地メディアの情報によるとオーストラリア向けのCX-60は2022年内に発売予定との事ですが、以前から情報発信が積極的なオーストラリアマツダなので引き続き注目しておきたいと思います。