先週欧州で正式発表されてから続々と情報が出てきているマツダのラージ商品群第一弾モデル「CX-60」ですが、オランダマツダが全グレードの内装画像を公開しているので取り上げます。
CX-60の内装に関してはこれまで上位グレード(Homura、Takumi)の画像がほぼ大半で標準グレードの内装の多くはまだ謎に包まれていました。
その中で、オランダマツダが全グレードの内装画像を公開しているので改めて仕様の違いをおさらいしてみたいと思います。
今回取り上げるのはオランダマツダが公式HPで公開しているCX-60のデジタルカタログ。
こちらで全グレードの内装が公開されていたので、まずはこれまでほとんど画像が出てなかった標準グレード系(Prime-line、Exclusive-line)から紹介・・・・。
オランダマツダの説明ではどちらも「ブラックカラーのファブリック内装」と紹介されているので一見するとあまり違いは無いように感じますがよく見ると・・・。
〇赤:ドアグリップ
・Prime-lineは「ステッチ無し」
・Exclusive-lineは「ステッチあり」
〇黄:インパネ・ドアトリム
・Prime-lineは「ブラック一色でステッチ無し(樹脂製パネル?)」
・Exclusive-lineは「インパネ:合成皮革×ステッチ入り」「ドアトリム:シルバー系加飾×チタン調パネル」
〇青:シフト周り
・Prime-lineは「ブラック一色でカップホルダーの蓋が無し」
・Exclusive-lineは「チタン調パネルでカップホルダーの蓋が有り」
〇緑:メッキ調加飾
・Prime-lineは「ステアリング中央とグローブボックスレバーの加飾無し」
・Exclusive-lineは「ステアリング中央とグローブボックスレバーの加飾あり」
見た限りだと以上の違いを確認出来ましたが、前回取り上げた情報通り「フル液晶メーター」「12.3インチのマツダコネクト用ディスプレイ」「本革巻きステアリング・シフトノブ」「左右独立調整式オートエアコン」等は全グレード標準装備となっているので、基本的には内装の加飾や素材による違いがメインとなりそうです。
今回の情報を元にCX-60オランダ仕様で用意される4グレードの内外装をおさらい。
「Prime-line」
〇エクステリア
・横長のブロックメッシュを採用したブラック塗装フロントグリル
・フルLEDランプ
・プライバシーガラス(?)
・18インチアルミホイール(グレーメタリック塗装)
〇インテリア
・ブラックのファブリック内装(シートのステッチはチタンカラー)
・本革巻きステアリング、シフトノブ
・デュアルゾーン式オートエアコン
・マツダコネクト用12.3インチディスプレイ
・8スピーカー
・ワイヤレスAppleCarPlay、ワイヤレスAndroidAuto
・ナビゲーション
「Exclusive-line」
(Prime-lineからグレードアップする装備)
〇エクステリア
・縦長のブロックメッシュ型フロントグリル(ピアノブラック塗装)
・ドアBピラーがピアノブラックに。
・アルミホイールが「20インチ(シルバーメタリック塗装)」に。
・シグネチャーイルミネーション(フロント/リア)
・スマートキーレスエントリー
・ワイパーデアイシング
〇インテリア
・インパネが合成皮革×ステッチ入りに。
・ドアグリップがステッチ入りに
・ドアトリムがシルバー系加飾×チタン調パネルに。
・シフト周りのパネルがチタン調に、シフトノブ横のカップホルダーが蓋つきに。
・ヘッドアップディスプレイ
・シートヒーター(フロント)
・ステアリングヒーター
・8Way電動パワーシート(運転席)
・イルミネーション(フットランプ・グローブボックス)
「Homura」
(Exclusive-lineからグレードアップする装備)
〇エクステリア
・専用デザインのフロントバンパー採用。
・フェンダーアーチやボディ下部が同色に。
・横長のブロックメッシュを採用したピアノブラック塗装フロントグリル
・シグネチャーウイング・フェンダーエンブレム・ドアミラーがブラック塗装に。
・エキゾーストガーニッシュ
・20インチアルミホイールがブラックメタリック塗装に。
〇インテリア
・ブラックの本革内装に。
・アンビエントライトとリア用ウェルカムランプ追加。
「Takumi」
(Exclusive-lineからグレードアップする装備)
〇エクステリア
・専用デザインのフロントバンパー
・フェンダーアーチやボディ下部が同色に。
・ブライトメタル仕上げのシグネチャーウイング
・20インチアルミホイールが「ブラック×切削加工」に。
〇インテリア
・メープルウッドの本杢目パネル
・リア用ウェルカムランプ
・ステアリングが「ホワイトステッチ仕様に」
オランダ仕様で設定されるメーカーオプションはこちら。
「Comfort Pack」
(Exclusive-line、Homura、Takumiで選択可能)
・ランバーサポート付き電動シート(フロント左右)
・後退時にドアミラーをチルトする機能。
・フロントシートベンチレーション
・リア用シートヒーター
・ドライバーアテンションアラート(DAA)
・DRIVER PERSONALISATION SYSTEM
・Exclusive-lineで選択するとブラックレザー内装にグレードアップ。
「Convenience&Sound Pack」
(Exclusive-line、Homura、Takumiで選択可能)
・ハンズフリー機能付きパワーテールゲート
・プライバシーガラス(リア)
・See-Through View(シースルー・ビュー)
・150W電源ソケット
・1500W電源コンセント
・ドアポケットイルミ
・リア用センターアームレスト
・ウェルカムイルミネーション
・ワイヤレス充電器(Qi)
「Driver Assistance Pack」
(Exclusive-line、Homura、Takumiで選択可能)
・アダプティブLEDヘッドライト
・クロストラフィックアラート(フロント・リア)
・リア用スマートシティブレーキサポート(R-SCBS)
・i-ACC
・フレームレスインナーミラー
・自動調光付きドアミラー(運転席側)
「Panorama Pack」
(Exclusive-line、Homura、Takumiで選択可能)
・パノラマサンルーフ
・ウィンドデフレクター
オランダマツダで掲載されている主な情報は以上となります。
4月下旬に発表される日本仕様でも似たようなグレード分けが行われる可能性が考えられますが、日本で販売されてるマツダ車は基本的にベースグレードでもある程度装備を充実させる傾向があるので、Prime-lineに相当する内装は欧州仕様のみという事もあるかもしれません。
これから日本でも正式発表が近づくにつれて続報が出てくる可能性もあるので引き続き注目しておきたいところです。