今年のスーパー耐久シリーズから"MAZDA SPIRIT RACING"としてワークス活動を再開するマツダですが、現在行われている開幕戦の場で今後の活動に関してサプライズ発表がありました!
マツダは今年2月に「ロードスター」と「バイオディーゼル仕様のMAZDA2」で2022年スーパー耐久シリーズ参戦を正式発表。
マツダ本体が深く関与してモータースポーツ参戦を行うのはルマン参戦以来という事で大きな注目を集めていますが、今週末2022年シーズン第一戦が開催される鈴鹿サーキットでトヨタ・スバル・マツダの3社が共同会見が行われたとの事。
その中で会見に出席したマツダの丸本社長からサプライズ発表があったようです。
〇autosport
〇CarWatch
トヨタ公式YouTubeでは会見の模様が早速公開されています。
それぞれのリンク先によると・・・・。
・3月19日に鈴鹿サーキットで行われた3社会見で丸本社長が2022年スーパー耐久シリーズ後半戦に向けて「300馬力の2.2リッターディーゼル」を投入するとサプライズ発表。
・トヨタ GR86/スバル BRZの手強さを目の当たりにしたマツダのエンジニアから後半戦に向けて300馬力の2.2リッターディーゼルを開発したいという強い要望を数週間前に受けた事がきっかけ。
・丸本社長はさらなる挑戦のためにその要望に同意。
ガソリンエンジンをやっているスタッフからも『水素でもカーボンニュートラル燃料でも、なんでも燃やせますよ』と言われているとの事。
これからバイオディーゼル仕様のMAZDA2による挑戦が本格始動するタイミングでさらなるサプライズが発表されたのはかなり驚きですね・・・。
記事内では2.2リッターディーゼルと記載されてますが、これはどう考えても「300馬力のSKYACTIV-D 2.2」でバイオディーゼル仕様がほぼ確実です。
エンジン自体に加えて気になるのは「搭載される車種」
すでに参戦が公表されているMAZDA2・ロードスターに300馬力のSKYACTIV-D 2.2を搭載するのは非現実的なので、さらに別のマツダ車が投入されるのがほぼ確実ですが、数週間前にGOサインが出て2022年シーズン後半戦に投入となると開発期間にはかなり限りがあります。
ここで個人的妄想を交えつついくつか候補を・・・・
候補①:先代アクセラ SKYACTIV-D 2.2搭載車をバイオディーゼル仕様に?
以前からスーパー耐久シリーズへ参戦し、今年からはMAZDA SPIRIT RACINGの運営サポートも行う「NOPRO」さんは2020年シーズンまで先代アクセラ SKYACTIV-D 2.2搭載車で参戦されてました。
バイオディーゼル仕様のMAZDA2にもNOPROさんのノウハウが活かされてるので、この流れでアクセラ SKYACTIV-D 2.2搭載車もバイオディーゼル仕様にするのが最も現実的でしょうか・・・。
場合によってはNOPROさんが投入していたマシンをバイオディーゼル仕様に改良する可能性も?
候補②:MAZDA6セダン SKYACTIV-D 2.2搭載モデルをバイオディーゼル仕様に?
既存のSKYACTIV-D 2.2搭載車でSUVでは無い車種はMAZDA6のみなので、セダンをバイオディーゼル仕様に改良して参戦という事も頭に浮かびましたが、現行モデルは登場から10年が経過している事が気になるところでしょうか。
一応北米では2010年代前半にSKYACTIV-D搭載のセダンがレースに出てた実績もあるので・・・。
まだしばらく現行モデルが継続されるようなので、2022年後半にスーパー耐久参戦と大幅改良が同時発表されたらかなり盛り上がる気もしますが(笑)
候補③:現行MAZDA3に300馬力のSKYACTIV-D 2.2を搭載して参戦?
これはかなり妄想を膨らませ過ぎかもしれませんが(笑)マツダ本体が深く関わってる事を考えると現行モデルで参戦して欲しい事に加えて、車体サイズの面から考えてもMAZDA6より有利そうなので候補に挙げて見ました。
開発が中止されたMAZDA3 TCRのコンセプトを受け継ぐような形で登場すると嬉しいところですが・・・・。
いろいろ妄想が膨らみますが、MAZDA SPIRIT RACINGが立ち上げられてからモータースポーツへの動きが活発になってきたのは本当に嬉しい限り。
スーパー耐久シリーズが進むにつれて続報も出てくるはずなので注目ですね。