ここ最近はラージ商品群第一弾モデル「CX-60」や北米向け新型SUV「CX-50」が話題の中心になっているマツダですが、一方で既存モデルの中でも「セダン系モデル」と「CX-5」の今後に関してオーストラリアマツダの関係者が証言しています。
今回はオーストラリアの自動車メディア「DRIVE」が掲載した2つの記事に書かれている内容を順番に紹介していきます。
まずは「セダン系モデル」の今後に関して書かれている記事。
先日「ラージ群アーキテクチャーをベースにしたMAZDA6の次期型・後継モデルを出す具体的な計画は現時点で無い」という欧州マツダ関係者の証言を取り上げましたが、DRIVEではセダン系モデルの今後に関してオーストラリアマツダのマネージングディレクターVinesh Bhindi氏へ取材。
リンク先によると・・・・
・マツダがセダン系モデルを製造し続ける限りオーストラリアでは必ず導入を検討して販売するようにする。
・私たちはMAZDA6としてご覧いただいている現在の形を維持するつもりです。
・アップデートがあるかもしれません。私たちはMAZDA6を導入し続ける事を計画しています。
オーストラリアマツダの関係者は3月初めにも「MAZDA6は現行モデルをしばらく継続する」と証言していたので今回の記事も基本的には同じ回答ですが、アップデート(おそらく商品改良の意味)の可能性について触れてるのがポイントですね。
これは証言したVinesh Bhindi氏の個人的推測なのか、それとも今後商品改良がある事を"匂わせてる"のか気になるところ・・・。
ただ、現行モデルは2018年に行われた大幅改良からほぼ現状維持の状態が続いているので今後も販売を継続する場合はさすがにそろそろ大幅な改良が必要にも感じますね。
続いては「CX-5」の今後に関して触れられてる記事。
こちらの記事は「現行CX-5にハイブリッド仕様が登場する可能性」についてオーストラリアマツダのマーケティングディレクター Alistair Doak氏へ取材した内容となっています。
リンク先によると・・・・
・CX-5にハイブリッド仕様が出る可能性については今のところ無い。
・今後出る可能性についても話せる立場にありませんが、今後の商品計画は消費者の好みやニーズによって決まるので時代によって商品を進化させていく必要がある。
2022年モデル(2021年大幅改良モデル)が登場したばかりなので、さすがに今のタイミングでハイブリッド仕様を追加する計画は無さそうですが、現行モデルの継続期間次第では検討される可能性もあるのかもしれませんね・・・。
継続的な改良が行われてはいるものの、CX-5は第6世代のアーキテクチャーを初代から継続している事に加えて現行モデルも登場から約5年が経過しているので、もし現行CX-5でハイブリッドを出すとすれば比較的導入ハードルが低そうな24Vマイルドハイブリッド仕様でしょうか?
48VマイルドハイブリッドやPHEV仕様はフルモデルチェンジを行わないと厳しい予感もしますが・・・。
ここ最近はCX-60やCX-50へ注目が集まっていますが、MAZDA6やCX-5といった既存モデルもマツダにとって引き続き重要なモデルなので今後の改良や進化がどうなるのか気になるところですね。