つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

スペインにおけるCX-60 直6 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデルの車両価格やグレードに関する情報。

(画像 MAZDA)

日本に続いて欧州でもスペック等に関する詳細が発表されたCX-60の直6 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデルですが、スペインメディアが車両価格に関する情報を報じています。

 

CX-60欧州仕様の直6 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデルに関しては欧州各地のマツダが今月5日に車両価格やグレード構成を除いた詳細情報を発表。

8月末から先行予約を開始して来年1月から発売開始と案内が出ていましたが、スペインの自動車メディアが車両価格やグレードに関する情報を報じています。

 

今回取り上げるのはスペインの自動車メディア「diariomotor.com」が掲載したこちらの記事。

欧州でCX-60 直6 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデルの詳細が発表された件に関して報じている記事ですが、後半部分にこのような記述が・・・・。

Una vez conocidas las versiones con las que se comercializará el Mazda CX-60 diésel en España,

llega el momento de hablar de acabados y precios. La gama que ha creado Mazda para el CX-60 cuenta con un total de cuatro acabados: Prime-Line, Exclusive-Line, Homura y Takumi.

El Mazda CX-60 3.3 e-Skyactiv D de 200 CV tiene un precio que parte de los 48.719 euros (acabado Prime-Line), mientras que la versión de 254 CV arranca en los 53.869 euros (acabado Exclusive Line).

Estos precios serían sin aplicar descuentos o promociones, siendo posible realizar ya una reserva para poder ser de los primeros en tener un CX-60 diésel.

マツダCX-60ディーゼルのスペインでの販売バージョンがわかったところで、トリムレベルと価格についてお話します。

マツダが「CX-60」に設定したラインナップは、「Prime-Line」「Exclusive-Line」「Homura」「Takumi」の全4種です。

最高出力200psの「Mazda CX-60 3.3 e-Skyactiv D」の価格は48,719ユーロ(Prime-Line)から、最高出力254psは53,869ユーロ(Exclusive-Line)からとなっています。

この価格は、割引やキャンペーンを適用しない場合のもので、「CX-60」ディーゼルを最初に手にするために今すぐ予約することが可能です。

欧州向けのCX-60 直6 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデルでは2つのスペックが用意されることをブログで紹介しましたが、グレードはすでに発表されているプラグインハイブリッドモデルと同じ4グレード構成になる模様。

記事を見る限りだとハイスペックバージョンの254ps仕様はベースグレード「Prime-Line」の設定が無いようです。

 

ここでプラグインハイブリッドモデルとの価格差を紹介。

・e-SKYACTIV D 3.3 Prime-Line(200PS仕様/2WD)・・・・48,719ユーロ

プラグインハイブリッド Prime-Line(AWD)・・・・50,268ユーロ

⇒1,549ユーロ(日本円換算で約21万円)の価格差。

プラグインハイブリッド Prime-Line(画像 スペインマツダ)」

・直6 e-SKYACTIV D 3.3 Exclusive-Line(254PS仕様/AWD)・・・・53,869ユーロ

プラグインハイブリッド Exclusive-Line(AWD)・・・・51,818ユーロ

⇒2,051ユーロ(日本円換算で約28万円)の価格差。

プラグインハイブリッド Exclusive-Line(画像 スペインマツダ)」

200PS仕様は駆動方式が2WD(FR)という事もあってプラグインハイブリッドモデルより車両価格が安くなっていますが、AWDになる254PS仕様はプラグインハイブリッドモデルより車両価格が高くなるようです。

このように価格が逆転する理由として考えられるのはスペインで販売されている自動車へ適応される「環境性能基準」

(画像 スペインマツダ)

これはスペイン国内で販売されている環境基準に適合した車に与えられるラベルで、ECOラベル以上の車を購入すると以下の優遇が受けられます。
(ECOラベル認証のMAZDA3 SKYACTIV-X搭載モデルの事例)

今回取り上げた記事によると、CX-60の直6 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデルもECOラベルに認定されるようですが、プラグインハイブリッドモデルはさらに優れた「ゼロラベル」

(画像 スペインマツダ)

ゼロラベルを獲得しているマツダ車は「MX-30 EV」と「CX-60 プラグインハイブリッド」のみですが、ゼロラベル認証車はさらにこのような優遇が追加されます。

(ECOラベルの内容に加えて)

・登録税免除

・充電機を設置するためのインセンティブ

・都市部の駐車料金無料

スペインマツダ公式HPで表示されてるプラグインハイブリッドモデルの車両価格は付加価値税や登録税も含まれれているので、直6 e-SKYACTIV D 3.3搭載モデルとプラグインハイブリッドモデルの価格差は登録税の有無が影響しているのかもしれません。

 

欧州ではプラグインハイブリッドモデルが販売の中心になる事が有力視されているCX-60ですが、トレーラー牽引や長距離移動の面でディーゼルも一定数の人気を維持しているようなのでどれだけ反響があるのか楽しみです。