ラージ商品群の市場導入が始まったことで次の時代への動きが本格化しつつあるマツダですが、新しい中期経営計画が11月中に発表される可能性が出てきました。
今回取り上げるのは米国の自動車メディア「Automotive News」が掲載した記事。
他のメディアでもAutomotive Newsの記事を引用した内容が掲載されています。
こちらでは「Mazda finally ready to unveil new midterm plan, tweak EV strategy(マツダ、いよいよ新中期計画発表へ、EV戦略にも手直し)」という題名の記事が掲載されています。
リンク先によると・・・・
・マツダは11月10日に2023年3月期 第2四半期決算を発表し、その後月内には最新の中期経営計画を発表する予定。
・主にEV関連と2030年までのブランドの方向性を示したロードマップが発表される見込み。
・当初は春頃に新しい中期経営計画を発表する予定だったが、ウクライナ情勢や中国でのコロナウイルス感染拡大によるロックダウン、さらにサプライチェーンにおける大きな変化から延期されていた。
どうやらマツダの関係者への取材で11月中にも新しい中期経営計画を発表する予定という回答を得たとの事。
昨年12月に発売されたマツダファンブックでも「今年春までにアップデートされた中期経営計画を発表する予定」と書かれていた事に加えて、6月に開催された株主総会でもEVの生産比率を見直す可能性が言及されていましたが、いよいよ内容が明らかになってきそうです。
さらに今回の記事には発電用ロータリーエンジンに関する情報も掲載。
・マツダのマネージャー(おそらく北米マツダの関係者)によると発電用ロータリーエンジンを搭載したMX-30のプラグインハイブリッドは2022年度内にデビュー。
・発電用ロータリーエンジンは来年早々に生産開始予定で、まずは欧州で発売する予定。
・当初は創立100周年となる2020年に発売予定だったが、ロータリーエンジンの特徴をさらに生かすためのアップデートに時間が掛かった。
スロバキアマツダの資料では10月に発表予定と案内されていたにも関わらず何も動きが無いので心配していましたが、今回の内容を見る限りだと新しい中期経営計画と一緒に発表される予感もしますね・・・。
欧州で最初に発売されるという証言も掲載されていますが、日本での発売時期に関しても発表されるのを期待。
中期経営計画の具体的な中身はさすがにまだ不明ですが、地域によってはEVの必要性が高まっているので2025年頃から導入予定となっている「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャ」の詳しい中身も発表されるのか気になるところ・・・。
さらに11月は北米向けのラージ商品群SUV「CX-90」が発表される可能性もあるので、マツダにとってかなり重要な一か月になるかもしれません。