つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダが"MAZDA SPIRIT RACING"の純正アクセサリーや高性能モデルの可能性について調査・検討しているとの情報。

スーパー耐久シリーズ参戦に合わせて誕生したマツダの新しいワークスチーム「MAZDA SPIRIT RACING」ですが、これを基にした純正アクセサリーや高性能モデルの可能性についても調査・検討しているという情報が出てきました。

 

 

MAZDA SPIRIT RACING」は昨年11月に立ち上げられたマツダの新しいワークスチームで、現在スーパー耐久シリーズへ参戦中。

今年11月にはMAZDA3 Bio conceptを新たに投入して活動がさらに本格化していますが、海外メディアがMAZDA SPIRIT RACINGの今後について取材した記事が出てきました。

 

 

今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「Carsguide」が掲載した記事。

先日情報解禁されたCX-60オーストラリア仕様の発表会においてマツダの専務執行役員である青山裕大さんへMAZDA SPIRIT RACINGの今後について取材を実施。

オーストラリアでは以前から北米市場のみ販売されている2.5ターボ搭載車の導入やロータリースポーツ復活など高性能モデルを求める声が多い事もあって現地メディアも度々マツダの関係者へ復活や導入の可能性を取材していますが、今回の取材で青山さんの回答は・・・。

Recently in Japan we launched our Mazda Spirit Racing activities. So as a part of that we are investigating various opportunities over our future. 

最近、日本ではマツダスピリットレーシングの活動を開始しました。その一環として、私たちは将来を見据えたさまざまな機会を調査しています。

Asked if future product would focus on accessories rather than a genuine change to vehicle performance (like Toyota has achieved with its GR program), Mr Aoyama said "significant changes to the vehicle we sell" were on the table.

トヨタがGRプログラム(Gazoo Racing)で達成したような車両性能の真の変化ではなくアクセサリーに焦点を当てた製品になるのか?と尋ねられた青山氏は「我々が販売する車両に大きな変化をもたらす」ことも念頭に置いていると述べた。

So we are investigating a lot of opportunities, so starting from accessory parts…to significant changes to the vehicle we sell, with the higher performance for the customer advantage. It’s under investigation as a part of Mazda Spirit Racing activities

アクセサリーパーツに加えて販売する車両を大幅に改良してより高い性能で顧客の満足度を高めることまでさまざまな機会を調査しています。マツダスピリットレーシングの活動の一環として、現在調査中です。

Now we are still investigating a lot of opportunity, because we also understand that the accessory opportunity that can give us a large profit, and there should exist the certain level customer that is waiting for that derivative.

なぜなら、私たちは大きな利益をもたらしてくれるアクセサリーの機会があり、その派生商品を待っている顧客が一定レベルで存在することも理解しているからです。

The plans remain in their infancy, but one thing does appear certain, and that is that any new program wouldn't include another former staple of the Mazda experience – a new RX model.

"That still belongs to many of our engineers as their passion so that we will keep the technology in the technological archive. But it's not the appropriate time to resurrect the RX," he said.

この計画はまだ初期段階だがひとつだけ確かなことがある。それは、新しいプログラムにはマツダのもうひとつの定番である"RX"の新型車は含まれないということだ。

「RXはマツダの多くのエンジニアが情熱を注いできた技術であり、技術的なアーカイブとして残していくものです。しかし、RXを復活させるにはまだ適切な時期ではありません」と語った。

まだ調査段階とはいえMAZDA SPIRIT RACINGの純正アクセサリーだけでなく高性能モデルの可能性についても言及したようです。

一方で多くのファンが期待しているロータリースポーツの復活は現時点で含まれていないようですが・・・。

 

 

まだ調査段階である事に加えてMAZDA SPIRIT RACING自体も誕生して間もないので期待しすぎるのは禁物かもしれませんが、少し前まではマツダスピード復活や高性能モデルの導入に対しては否定的なコメントが多かった印象なので、そこから考えると調査されるだけでも嬉しい方向転換です。

ちなみに、日本で8月に公開された公式アプリでも「オリジナルグッズやカスタマイズカーのアイデアを募集する予定」と案内されていたので、今後アプリを通じて情報発信される可能性もあるかもしれません。

まずは新たに投入したMAZDA3 Bio conceptをしっかりレースで戦える状態にする事を優先して欲しい気持ちもありますが、MAZDA SPIRIT RACINGの名称がついた純正アクセサリーや高性能モデルは是非登場して欲しいところ・・・。

 

 

まだまだ初期段階とはいえワクワクする情報なので今後の進歩状況に注目しておきたいと思います。