現行のマツダ車の一部モデルで2トーンルーフやボディ塗り分け仕様が用意されていますが、その中で2トーンルーフを選べるマツダ車が今後増える可能性に触れている記事が出てきました。
今回取り上げるのは「レスポンス」が本日掲載したこちらの記事。
12月7日~9日まで幕張メッセで開催されていた材料・加工技術の総合展「第13回高機能素材Week」に出展した大日本印刷株式会社さんの展示ブースを取り上げている記事ですが、こちらで展示していたのが「2トーンルーフフィルム」
(大日本印刷株式会社公式HP)
塗装で2トーンルーフを実現するにはマスキング~塗装・乾燥まで多くの手順を踏む必要があるのに対して、フィルムの場合は貼り付けるだけで済む事から作業工程やCO2排出量が大幅に削減可能である事に加えて、塗装では難しい多彩な柄や意匠も実現できる利点も。
そして、今回の記事によるとこの2トーンルーフフィルムはすでにMX-30の純正オプション(EDGY STYLE)として採用されているようです。
MAZDA MX-30|アクセサリー - エッジィスタイル - |マツダ
外装用のフィルムにも関わらず革調のシボまで表現されているのが大きな特徴で、2年前にマツダブランドスペース大阪で実物を見た時も想像以上にシボの感触があって驚いた記憶があります。
そんな2トーンルーフフィルムですが、先に紹介したレスポンスの記事にこのような一文が・・・。
担当者に話を聞いたところ、じつはこのフィルム、すでに製品として採用されているクルマがあるとのこと。マツダ『MX-30』のオプションであるルーフデカールは、この大日本印刷のフィルム技術が使われている。また今後はマツダのほかのモデルにも採用されていく予定といった話も聞けた。
レスポンスさんの取材によると今後他のマツダ車にも2トーンルーフフィルムを採用していく予定のようです。
現在2トーン仕様が設定されているマツダ車は「ロードスターRF」のみですが、こちらはバイオエンジニアリングプラスチック製で色も材料自体に着色しているとの事。
さらに2トーンルーフに近い意匠と言える「MX-30 マルチトーン仕様」「CX-3 Super Edgy」も塗装で行われています。
〇MX-30 マルチトーンの紹介動画
〇CX-3 Super Edgyの紹介動画
ちなみにMX-30以外でルーフフィルムが採用されたマツダ車は、2013年12月に発売された3代目デミオ(DE型)の特別仕様車「13-SKYACTIV シューティングスター スポルト ダイナミックルーフ」があります(名称が長い・・・・(笑))
MAZDA NEWSROOM「マツダ デミオ」を一部商品改良、および「マツダ デミオ」「マツダ ベリーサ」の特別仕様車を発売|ニュースリリース
専用にデザインされたピンストライプ入りのルーフフィルムが採用されていましたが、ヘッドライトベゼルやホイールもブラック仕様だった事もあってかなりスポーティな雰囲気となっていました。
今後どの車種に2トーンルーフフィルムが採用されるのかは不明ですが、カラーや意匠もどうなるのか気になるところですね・・・。