先日27日に国内で正式発表された「MAZDA2 2023年大幅商品改良モデル」ですが、マツダブランドスペース大阪で展示開始された実車を早速見てきました。
MAZDA2は2023年1月27日に大幅商品改良が正式発表。
現行モデルとしては2回目となるエクステリアデザイン変更に加えてグレード構成も大幅に変わったことが話題になっていますが、いつもお世話になっているマツダブランドスペース大阪では昨日から早くも実車展示がスタート。
個人的にも色んな意味で気になる一台なので早速チェックしてきました。
〇マツダブランドスペース大阪
今回マツダブランドスペース大阪で展示開始されたのはMAZDA2の新グレード「BD」3台。
「BD」の意味
無地のスケートボードのデッキを意味する"Blank Deck"の略で、まっさらな状態から自分好みにアレンジして欲しいという願いが込められている。
1台はノーマル仕様で残り2台はBD向けに設定された用品パッケージ「CLAP POP」「ROOKIE DRIVE」装着仕様。
マツダブランドスペース大阪の店内に3台常設展示されるのは初めてとの事です。
まずは「ノーマルのBD」から・・・・。
「15 BD」
〇エクステリア
〇インテリア
〇展示車の概要
・ボディカラー・・・スノーフレイクホワイトパールマイカ
・ホイールキャップ・・・セラミックメタリック
・フロントグリル/リアバンパー下のアクセントカラー・・・ライトニングイエロー
・シート/インテリア表皮・・・クロス(ブラック)
・インパネ/エアコンルーバーリング加飾カラー・・・・ピュアホワイト
☆展示車に装着されてるメーカーオプション
・CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)
・ブラックのルーフフィルム/ドアミラー
※展示車は開発車両(プロトタイプ)なので「360°セーフティパッケージ」と「セーフティクルーズパッケージ」の装備が一部のみ装着された状態となっています。
今回の大幅商品改良でまず大きな話題となっているのが大きく変わったフロントデザインだと思いますが、僕自身も写真や画像を見る限りでは違和感を感じたのが正直なところ・・・。
ただ、今回自分の目で実車を見てみると思ったより違和感が無くて見ているうちに慣れました(笑)
個人的にはオプションでブラックのグリルパネルも選べたらより嬉しいところ・・・。
今回の車両にはメーカーオプションの「ルーフフィルム/ドアミラー(ブラック)」が装着されていますが、ルーフフィルムはカーボンのような模様でした。
工場の生産ラインで施工されるだけあって端の折り込みもかなりキレイだったので、ドアミラーカバーとセットで55,000円という価格はかなりアフォーダブルに思いますね。
ちなみに、フロントグリルとリアバンパー下部のアクセントカラーに使用されているライトニングイエローはかつてRX-8前期型やNBロードスタークーペに設定されていた色です。


一方でインテリアはほぼ改良前のままですが、インパネ/エアコンルーバーリング加飾の色は「ピュアホワイト」
インパネは3色用意されていますが、ボディカラーによって組み合わせが決まっているので、BDを購入検討する場合はまずココから検討するのもアリかもしれません。
ちなみにインパネは植物由来原料の材料「バイオエンプラ」製ですが、プラスチッキーな印象が全くない事に加えて、表面には細かなシボもあるので塗装とはまた違う質感の高さでした。
続いては「BD」に用品パッケージを装着した車両を・・・・。
「BD "CLAP POP"」


〇展示車の概要
・ボディカラー・・・ディープクリスタルブルーマイカ
・フロントグリル/リアバンパー下のアクセントカラー・・・ライトニングイエロー
・シート/インテリア表皮・・・クロス(ブラック)
・インパネ・・・・グロスブラック
・エアコンルーバーリング加飾カラー・・・ピュアホワイト
☆展示車に装着されてるメーカーオプション
・フロントグリルパネル(スノーフレイクホワイトパールマイカ)
・ルーフフィルム(ホワイト)/ドアミラー(セラミックメタリック)
・ホイールキャップレス(CLAP POPに含まれているものを装着する為)
☆ショップオプション用品パッケージ"CLAP POPの内容。
(画像 MAZDA)
"CLAP POP"は軽やかで心地の良い音楽のように楽しむコーディネーションがコンセプトになっている用品パッケージで「ホワイトのセンターデカール」と「セラミックメタリックのホイールキャップ」がセットになっています。
今回の展示車はボディカラーがディープクリスタルブルーマイカでフロントグリルやルーフもホワイトになっているので、かなり爽やかな雰囲気に感じます。
個人的にフロントグリルはボディ同色やブラックの方が好みですが、ディープクリスタルブルーマイカなら「選んでもいいかも・・・」という印象ですね。
あと、こちらの車両にはノーマルのBDに無かった360°ビュー用のカメラが装着されています。


一方で内装はノーマルのBDとほぼ同じですが、ボディカラーがディープクリスタルブルーマイカなのでインパネはグロスブラックになります。
先ほど紹介したピュアホワイトと比べると細かなシボがより目立つ意匠でより精悍な雰囲気ですね。


ちなみにノーマルのBDでディープクリスタルブルーマイカを選ぶと「ルーフ⇒ボディ同色」「フロントグリル⇒ジェットブラックマイカ」「ホイールキャップ⇒ソニックシルバーメタリック」となっているので、各種オプションが装着されている展示車両と比較する時の参考にしてみてください。
最後に紹介するのがこちら・・・・。
「BD "ROOKIE DRIVE"」
〇展示車の概要
・ボディカラー・・・エアストリームブルーメタリック(新色)
・シート/インテリア表皮・・・クロス(ブラック)
・インパネ・・・・グロスライトブルー
・エアコンルーバーリング加飾カラー・・・ピュアホワイト
☆展示車に装着されてるメーカーオプション
・フロントグリルパネル(スノーフレイクホワイトパールマイカ)
・ルーフフィルム(ホワイト)
・ホイールキャップレス(ROOKIE DRIVEに含まれているものを装着する為)
☆ショップオプション用品パッケージ"ROOKIE DRIVE"の内容。
※:展示車に装着されてるホイールキャップは「レーシングオレンジ/エアストリームブルーM」
(画像 MAZDA)
今回の展示車で最もインパクトがあると思われるのがこちらの車両。
まず新しいボディカラーである「エアストリームブルーメタリック」は事前に見ていた画像通りややマットな質感を持った水色で、ここ最近のマツダには無かった明度の高いボディカラーでした。
個人的にはCX-3やロードスターも似合う気がしていますが今後採用拡大するでしょうか・・・?
ただ、ここ最近のマツダのボディカラーと同様に照明の角度次第でも色味がそこそこ変わるので、屋外で見るとまた印象が変わるかもしれません。
そしてこのボディカラーに"ROOKIE DRIVE"を組み合わせるとやはり映画「栄光のル・マン」のGULFカラーが頭に浮かびますね・・・。
ホワイトに変更されているフロントグリルパネルがポルシェ917のゼッケン部分に見えてきます(笑)
ホワイトに変更されているフロントグリルパネルがポルシェ917のゼッケン部分に見えてきますね・・・。
あと、これまで紹介した2台のフロントグリル/リアバンパー下のアクセントカラーは標準の「ライトニングイエロー」でしたが、こちらはROOKIE DRIVE仕様なので「レーシングオレンジ」になっています。


一方で内装はこちらもノーマルのままですが、ボディカラーがエアストリームブルーマイカなのでインパネはグロスライトブルーになります。
インパネの質感はピュアホワイトと同じで、そのまま色味がブルーになった感じでした。
ちなみにノーマルのBDでエアストリームブルーマイカを選ぶと「ルーフ⇒ボディ同色」「フロントグリル⇒ボディ同色」「ホイールキャップ⇒エアストリームブルーメタリック」となっているので、各種オプションが装着されている展示車両と比較する時の参考にしてみてください。
最後にエンジンルームも紹介。
今回の展示車両は3台共にガソリンエンジン(SKYACTIV-G 1.5)搭載車ですが、2021年の商品改良で搭載された高圧縮Ver.のエンジンルームを実車で見るのは初めて。
高圧縮Ver.になってからエンジンヘッドカバーが無くなっていますが、同じエンジンを搭載していると思われる欧州仕様は引き続きエンジンヘッドカバーが装着されています。
欧州は衝突時の歩行者保護や騒音規制がさらに厳しい事が理由と推測していますが、実際の理由が何なのか気になるところですね・・・。
今回新たに展示された3台を一通り紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
正式発表前後からかなり賛否が分かれている印象だったMAZDA2 2023年大幅改良モデルですが、実車を見てみると思ったより違和感が少なくて時間と共に慣れてきました。
特にホワイトのフロントグリルはかなり違和感があったのですが、展示車はマツダが推奨する組み合わせ例だった事もあって今回の組み合わせならアリという感じですね。
ただ、出来る事ならブラックのフロントグリルも選択可能になって欲しい気持ちもあるのが正直なところ・・・。
特にROOKIE DRIVEはスポーティな世界観も兼ね備えているので、フロントフェイスを引き締める意味でブラック仕様が欲しくなりました。
あと、エクステリアでこれだけ多くの組み合わせが楽しめるのを見ると、シート表皮もブラック以外の選択肢が欲しくなってきますね・・・。
改良前のMAZDA2はシート表皮の素材や色がかなり豊富だったので尚更かもしれませんが(笑)


一方でいつもお世話になっているスタッフさんによると若い人だけでなく年配の方からも評判が思ったよりいいとの事。
どちらかというとBDは若者向けというPRがされてる印象ですが、実際は年齢や性別を問わず受け入れられるかもしれません。
実際、僕がお邪魔した時も年齢や性別を問わずお客さんがかなり多かったので・・・。
他にもいくつか写真を撮ってきたので、またInstagramに投稿してきたいと思います。
MAZDA2大幅商品改良モデルは3月下旬頃に発売予定となっていますが、試乗車/展示車の配備だけでなくカタログが届くのも発売直前になる可能性が高いとの事。
おそらく発売開始までの間実車を見れるのはマツダブランドスペース大阪のみになると思われるので、気になる方は是非一度足を運んでみてください。
※マツダブランドスペース大阪は感染防止対策の観点から予約優先となっているので訪問の際には事前に電話で予約する事をオススメします。
(画像 MAZDA)