SKYACTIVテクノロジー導入と合わせてブランド価値の向上にも注力しているマツダですが、北米マツダでブランド戦略に関する新たな発表がありました。
今回取り上げるのは米国マツダが2月22日付けで発表したニュースリリース。
海外メディア「Mediapost」も早速ニュースリリースを取り上げています。
リンク先によると・・・・。
・北米マツダのブランドスタイル担当ディレクターにJacques Flynn氏が就任。
・Jacques Flynn氏はかつて2006年~2017年まで北米マツダに在籍しており、近年はEVメーカーでエクステリアデザインのディレクターを担当していた。
(Mediapostの記事によるとプレミアムEVメーカーKarma Automotiveから北米マツダへ復帰との事)
ブランドスタイル・デザインに関する役職は魂動デザインを生み出した前田育男さんが2016年から担当されていますが、Jacques Flynn氏は北米市場におけるブランドスタイル・デザインを統括していくようです。
本社に加えて北米にも独自に役職を設けるのは、それだけマツダが北米市場を重要視しているからでしょうね・・・・。
ニュースリリースでも触れられていますが、Jacques Flynn氏は2006年~2017年まで北米マツダのエクステリアリードデザイナーとして在籍されており、NDロードスター(MX-5)のエクステリアデザインも担当。
さらに、NDロードスター登場時に掲載された北米マツダのWEBマガジンによるとカリフォルニア州ロングビーチでハンドメイドレザーアクセサリーのスタジオも経営されているようです。
ちなみに、北米マツダにはMAZDA3のチーフデザイナーだった土田康剛さんが2021年からデザインシニアディレクターに就任されていますが、土田さんはデザインだけでなく次世代の商品企画やブランド戦略も担当すると公表されていました。
ニュースリリースに書かれている通り、土田さんに加えてJacques Flynn氏もブランドスタイル・戦略を担当する事でデザインとマーケティングの関係性をより強化するのが目的でしょうね・・・。
お2人ともデザイナーというのが関係性を強化する大きなカギになりそうです。
北米ではラージ商品群SUV「CX-90」の発売が近づいてる事に加えて「CX-70」も年内に発表・発売される予定となっているので、商品性の高さだけでなくブランド戦略もより重要になってくるはず・・・。
お2人ともデザイナーというのが関係性を強化する大きなカギになる予感もするので、北米におけるマツダの動向に注目ですね。