つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

オーストラリアマツダが「CX-90」直6エンジン搭載モデルの燃費性能を発表、ガソリン/ディーゼル共にCX-8と同等の燃費性能を達成。

(画像 オーストラリアマツダ)

すでに北米ではグレード構成やスペックに関する情報が公開されているマツダのラージ商品群第2弾モデル「CX‐90」ですが、北米と同時に導入する事を公表していたオーストラリアマツダもエンジンスペックと燃費性能を発表しました。

 

 

CX-90に関してはすでに北米でグレード構成やスペックなど詳しい情報が公開されており、当ブログでも随時取り上げてきました。

今回は北米と同時にCX-90導入を公表していたオーストラリアマツダがエンジンスペックと燃費性能を発表したので紹介していきます。

 

 

〇オーストラリアマツダ公式ニュースリリース

CX-90北米仕様に搭載されるエンジンは・・・・

直列6気筒3,300ccガソリンターボエンジン"e-SKYACTIV G 3.3 T"」

直列4気筒2,500ccガソリンエンジンプラグインハイブリッド"e-SKYACTIV PHEV"」

以上のの2種類と公表されていましたが、オーストラリア仕様ではさらに直列6気筒3,300㏄ディーゼルターボ"e-SKYACTIV D 3.3"」も設定。

今回オーストラリアマツダは2つの直列6気筒エンジンのスペックを発表しています。

 

 

直列6気筒3,300ccガソリンターボエンジン"e-SKYACTIV G 3.3 T"」

(画像 オーストラリアマツダ)

最高出力・・・・・254Kw(344ps)

最大トルク・・・・500Nm

燃費性能・・・・・8.2ℓ/100㎞

CO2排出量・・・・189g/km

☆オーストラリアで販売されているガソリンエンジンの3列シートSUVとの比較

  CX-90 直6ターボ CX-9 直4ターボ(AWD CX-8 直4 NA(FF)
最高出力 344ps 231ps/5,000rpm 190ps/6,000rpm
最大トルク 500Nm 420Nm/2,000rpm 252Nm/
燃費性能(総合) 8.2ℓ/100km 9.0L/100km 8.1ℓ/100km
CO2排出量 189g/km 211g/km 187g/km

CX-9とのスペック差は北米マツダが公開した情報ですでに明らかになっていましたが、今回改めてオーストラリアで販売されている3列シートSUVガソリンエンジン搭載モデルと比較すると、CX-8直列4気筒ガソリンNAエンジンとほぼ同等。

エンジン気筒数やサイズが大きく異なるCX-8と同等なのはかなりスゴイですね・・・。

CX-90の駆動方式はまだ公開されていませんが、344ps仕様という事からAWDの可能性が有力そうです。

 

 

直列6気筒3,300㏄ディーゼルターボ"e-SKYACTIV D 3.3"」

(画像 オーストラリアマツダ)

最高出力・・・・・187kW(254ps)

最大トルク・・・・550Nm

燃費性能・・・・・5.4ℓ/100㎞

CO2排出量・・・・143g/km

☆既存のディーゼルエンジン搭載SUVとの比較

  CX-90 直6(豪州) CX-60 直6(豪州) CX-8 直4(豪州)
最高出力 254ps 254ps/3,750rpm 190ps/4,500rpm
最大トルク 550Nm 550Nm/1,500~2,400rpm 450Nm/2,000rpm
燃費性能 5.4L/100km 4.9L/100km 6.0L/100km
CO2排出量 143g/km 128g/km 158g/km

すでにCX-60で走りだけでなく優れた燃費性能も明らかになっているe-SKYACTIV D 3.3ですが、よりサイズが大きくて重量も重くなるCX-90へ搭載した場合でもCX-8より優れた燃費性能とCO2排出量を達成。

ちなみにオーストラリアの自動車メディアCarExpertの記事によると、この燃費数値は同じセグメントであるトヨタハイランダーのハイブリッドモデルとほぼ同等との事。

トヨタのハイブリッドモデルと同等の燃費性能なのも中々スゴイですね・・・。

・CX-90 直6ディーゼル・・・・5.4L/100㎞

ハイランダーハイブリッド・・・5.6L/100km

 

 

オーストラリアマツダは2023年度第1四半期(4~6月)にCX-90の価格やグレードを全て発表予定と公表しているので、また公開されていないプラグインハイブリッドモデルのスペックもこのタイミングで明らかになると思われます。

CX-60と同様に高い走行性能と優れた環境性能が両立されているCX-90ですが、特にe-SKYACTIV D 3.3は日本や欧州に導入予定となっている「CX‐80」にも搭載される可能性が高いので、こちらのスペックもどうなるのか楽しみですね。