つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

マツダブランドスペース大阪で「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio Comcept」と「MAZDA CX-60 Biofuel」を見てきました。

今月23日から「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio Comcept」と「MAZDA CX-60 Biofuel」の実車展示がスタートしているマツダブランドスペース大阪ですが、ちょうど時間が出来たので早速見てきました。

 

 

マツダブランドスペース大阪では1月末からMAZDA2 大幅商品改良モデルの先行展示が行われていましたが、今月23日からは「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio Comcept」と「MAZDA CX-60 Biofuel」実車展示がスタート。

いつも通り仕事の合間を縫ってチェックしてきました。

 

 

MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio Comcept」

(エクステリア)

MAZDA2 Bio Comceptはマツダの新たなワークスチーム"MAZDA SPIRIT RACING"がバイオディーゼル燃料の普及を目指して2022年からスーパー耐久シリーズへ本格参戦した時に投入された最初の車両。

最初は量産車と同じSKYACTIV-D 1.5が搭載されていましたが、2022年シーズン第2戦(富士24h)からは量産車に搭載されていないSKYACTIV-D 1.8へ換装されています。

エクステリアではダクト付きのフェンダーやボンネットが特徴的ですが、これはマツダ車の専門ショップでおなじみのNOPRO(ノガミプロジェクト)製で間違いないはず・・・。

NOPROさんは2015年からSKYACTIV-D搭載車(デミオアクセラ)でスーパー耐久シリーズへ参戦している事に加えて、2022年はMAZDA SPIRIT RACINGのサポートも行っています。

 

あと、この車両で個人的に魅力なのは「ブレーキ」

「左:フロント、右:リア」

日本向けの量産モデルはリアブレーキがドラム式ですが、MAZDA2 Bio Comceptはディスクブレーキになっているのが特徴。

元々海外向けの量産モデルはリアにもディスクブレーキが採用されているので、この車両も海外仕様がベースになってるのかもしれませんが、ブレーキ一式のみ移植している可能性も考えられますね。

日本仕様も「SPORT系グレード」と「15MB」くらいはリアにもディスクブレーキを採用して欲しい気持ちもありますが・・・・。

「左:XD SPORT+、右:15MB (画像 MAZDA)」

(インテリア)

(※:この車両は乗り込み不可)

内装に関してはレース車両という事でほとんど取り外されていますが、フロア部分を見る限りだと元々ボディカラーはソウルレッドだったようですね。

あと、エクステリアとも関連しますが、リアドアとハッチゲートのガラスは透明な樹脂製になっていて、展示車両の入れ替えを行ったスタッフさんによるとリアドアの外板パネルも量産車より柔らかくて軽そうな素材の可能性が高いようです。

 

 

MAZDA CX-60 Biofuel」

(エクステリア)

この車両は昨年のマツダファンフェスタ2022で初披露されたCX-60のバイオディーゼル仕様車。

マツダはこれまでにもCX-5 SKYACTIV-D 2.2搭載車でバイオディーゼル燃料の実証実験を行っていましたが、CX-60でもマイルドハイブリッド無しの直6 SKYACTIV-D 3.3搭載モデルをベースにバイオディーゼル仕様が登場しました。

CX-5の場合はバイオディーゼル燃料を使用するためにエンジンの微調整が行われていましたが、CX-60の場合はあらかじめバイオディーゼル燃料の使用を念頭に置いて開発されたので、この車両はエクステリアのリバリーデザイン以外フルノーマルです。

さらに装着されてるアルミホイールがシルバーの18インチなので、この車両は直6 ディーゼルエンジン搭載車のベースグレード「XD」

売店に配備されている車両の大半がS Package以上のグレードなので、かなり珍しい車両と言えるかもしれません。

(画像 MAZDA)

(インテリア)

☆XDグレード唯一となる主な特徴

マツダコネクト用ディスプレイは10.25インチで、国内仕様のグレード全体で唯一12.3インチ選択不可。

②アクティブドライビングディスプレイ無し(メーカーオプションでも選択不可)

③ステアリングシフトスイッチがメーカーオプション。

④リアシートは「6:4分割可倒式」で、国内仕様のグレード全体で唯一「4:2:4分割可倒式」選択不可。

⑤トノカバーがメーカーオプション

これまで見てきたCX-60は上級グレードだったので、そこから比較するとさすがにアッサリした内装に感じますが、思ったより安っぽさは感じませんでした。

むしろアウトドア等で使用する事が多い場合はコレくらいの方がそれほど汚れを気にせず使えるかもしれませんね・・・。

スタッフさんとも話していたのですが、XD S Packageあたりをベースに「CX-5 Field Journey」「CX-8 Grand Journey」のようなアウトドアを重視した特別仕様車がCX-60にもあっていいのでは?という気持ちもあります。

(画像 MAZDA)

 

あと、スタッフさんに見せていただいたのがこちら・・・。

今回の展示はバイオディーゼル燃料がテーマなので、原料となる油脂・廃食油と、実際にスーパー耐久でも使用されているユーグレナ社のバイオ燃料「サステオ」の実物です。

愛知県や東京都内(東京都は3月末までの期間限定)の一部スタンドではすでにサステオを20%混合させた軽油が販売されていますが、このような形で実物を見るのは初めて。

少しだけ匂いも嗅いでみましたが、どちらかというと自動車用燃料ではなく灯油に近い匂いでした。

冬の間は灯油を定期的に買いに行くのでよく分かります(笑)

ユーグレナ公式HPでは精製工程も紹介されているので気になる方は是非チェックを。

 

今回見てきた内容は以上となりますが、マツダブランドスペース大阪でレース車両が展示車れるのは初めてだったのでちょっと新鮮な光景でした

Instagramには先に投稿しましたが、壁にあるロードスターとの共演も中々見応えがあります(笑)

スタッフさんによるとこの2台の展示期間はまだ決まっていないようですが、急遽展示車が入れ替わる可能性もゼロでは無いので気になる方は早めにチェックしてみてください。

マツダブランドスペース大阪は感染防止対策の観点から予約優先となっているので訪問の際には事前に電話で予約する事をオススメします。

(画像 MAZDA)