つらつらとMAZDA

マツダに関する備忘録的ブログ。

「CX-5」のマイルドハイブリッドモデルは欧州市場専用の可能性も?

(画像 ドイツマツダ)

昨年の商品改良でマイルドハイブリッドモデルが登場したCX-5欧州仕様ですが、このモデルは欧州市場専用の可能性が浮上しています。

 

 

2012年の発売開始からマツダの最量販モデルに成長した「CX-5」ですが、昨年の商品改良でCX-5初のマイルドハイブリッドモデルが欧州仕様に登場。

マツダも電動化戦略の強化を公表していたので欧州以外の地域でも「CX-5のマイルドハイブリッドモデルが投入されるのでは?」という予測が出ていましたが、このモデルが欧州市場専用になる可能性が出てきています。

 

 

今回取り上げるのはオーストラリアの自動車メディア「CarExpert」が掲載した記事。

CX-5のマイルドハイブリッドモデルが国内へ投入される可能性についてオーストラリアマツダの広報担当者へ取材を実施。

リンク先によると・・・・。

Mazda Australia won’t follow Europe in offering its 24V mild-hybrid system on its top-selling CX-5, despite increasing local demand for electrified offerings.

In Europe and the UK, all petrol versions of the CX-5 picked up Mazda’s M Hybrid technology, something we’ve seen across a number of model lines including the Mazda 3, CX-30 and MX-30 in Australia.

A spokesperson for Mazda’s local arm said: “The MHEV powertrain is European-focused and developed specifically for those markets”.

“It is not available for Australia, although we will continue to update our local engine offerings over time.”

オーストラリアマツダは、国内で電動化モデルに対する需要が高まっているにもかかわらず、欧州に追随してマツダのベストセラーであるCX-5に24Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する予定はない。

ヨーロッパと英国では、CX-5のすべてのガソリンバージョンにマツダのMハイブリッドテクノロジーが採用されており、これはオーストラリア向けのMAZDA3、CX-30、MX-30を含む多くのモデルラインでも採用されている。

オーストラリアマツダの広報担当者は「マイルドハイブリッドは欧州に焦点を当てており、欧州市場向けに特別に開発されている」と述べた。

「オーストラリアでは利用できませんが、今後も内燃機関モデルを随時更新していきます。」

オーストラリアマツダの広報担当者によると、CX-5のマイルドハイブリッドモデルをオーストラリア市場へ導入する予定が無いとの事。

さらにマイルドハイブリッド自体はすでにオーストラリアや日本でも採用されているものの、CX-5のマイルドハイブリッドモデルに関しては欧州市場向けに特別に開発と回答したようです。

 

CarExpertの記事によると、オーストラリアにおけるCX-5の2023年1月~4月末の販売台数は7949台で同セグメント1位のトヨタRAV4(8049台)とも僅差との事。

さらにマイルドハイブリッドを採用した「CX-60」もまもなくオーストラリアで発売開始されるので、販売が引き続き好調な事やCX-60との差別化も関係してるのかもしれません。

一方、北米ではカナダマツダが「"クロスオーバーの中核となる2車種"にマイルドハイブリッドを搭載予定」と公表しており、この中にCX-5が含まれている可能性も・・・。

現時点でこちらに関する続報は出ていませんが、CX-5のマイルドハイブリッドモデルが欧州以外の市場へ導入される事もあるかもしれません。

あと、日本市場への導入を希望する声もある印象ですが、日本の場合はディーゼルエンジン搭載モデルが販売の中心になっているので、ガソリンエンジンモデルのテコ入れとして導入するのか気になるところ・・・。

 

CX-5に関しては次期型が登場する噂も出始めていますが、登場は早くとも2025年以降と言われているので、現行モデルの改良・進化が引き続き重要になってきそうです。