特許と並行してチェックしているマツダの商標・意匠情報。
今回は欧州でマツダの新たな意匠登録が公開されています。
今回取り上げるのは欧州連合知的財産庁(EUIPO)のデータベースから。
https://www.euipo.europa.eu/en
こちらは欧州における商標・意匠関連の登録機関ですがを検索できるサイトですが、こちらでマツダの意匠登録を検索すると新たな内容が公開されていました。
〇意匠登録:015058074-0001
〇意匠登録:015058074-0002
意匠説明図にうっすらと車体も写っているので分かる方も多いと思いますが、こちらは今年4月に中国で発表された「EZ-6」の灯火類(LEDの光り方)に関する意匠で、意匠権利者の項目を見るとマツダ本体だけでなく長安マツダも含まれています。
EZ-6はマツダと長安汽車が共同開発したBEV/PHEVモデルで今のところ中国専売モデルと公表されていますが、マツダはすでにEZ-6のステアリングに関する意匠登録を欧州で取得済み。
今回はこれに続いて灯火類に関する意匠登録も販売が公表されていない欧州で公開された形になります。
欧州連合知的財産庁で登録されてるマツダの意匠情報には欧州未発売の車種に関する内容もいくつかありますが、マツダは今年4月19日~7月10日にかけて15件もの意匠登録を取得しており、その内13件が長安マツダと共同で取得された内容でした。
これまで取り上げたステアリングと灯火類以外はまだ未公開(おそらく秘密意匠)になっていますが、今の時期に長安マツダの共同で出願する意匠は「EZ-6」と、同じタイミングで発表されたコンセプトカー「創 ARATA」の2つに関係する可能性がかなり高そうなので、登録件数も含めて考えると一部メディアで報じられた欧州導入が現実になるかもしれませんね・・・。
MAZDA NEWSROOMマツダ、新型電動車2車種を北京モーターショーで初公開|ニュースリリース
いつも通り現時点では"あくまで意匠登録"の状態ですが、EZ-6に関しては19日から中国で量産開始されていて、8月下旬~9月上旬に発売開始予定。
今のところほとんどのメディアが中国専売モデルと報道しているEZ-6ですが、今後他の市場でも販売する事があるのか気になるところですね。
・石川県公式HP(令和6年1月4日から受付開始)
・富山県公式HP(令和6年1月5日から受付開始)
※:新潟県は現時点で義援金受け付けを行っていないので、日本赤十字を通じた義援金やふるさと納税で貢献するのがいいかもしれません。