毎年マツダから公開されている「統合報告書」の2024年版が本日公開されました。
マツダは中長期視点の経営方針や背景にある考え方をまとめた「統合報告書(2021年まではアニュアルレポート)」を毎年発行。
☆2023年の内容を取り上げたブログ。
2024年版の発行が本日マツダから正式発表されたので個人的に気になる内容を紹介したいと思います。
◎次期CX-5に関する内容
マツダは今年5月の2024年3月期通期決算発表で「次期CX-5に自社製ハイブリッドシステム搭載」を初公表していましたが、今回の統合報告書では「排気エミッションと熱効率を同時に改善したSKYACTIVエンジン」の搭載も予告。
エンジンの詳細までは明記いませんが、今月初めに日刊工業新聞が報道していたHV用の新型エンジンだと思われます。
個人的にはマツダが公表しているロードマップに則って"第3世代ガソリンエンジン(SKYACTIV-Xの進化版)"と予想していますが、実際はどうなるのか・・・・。
◎車種別のグローバル販売台数
ラインナップ数自体は昨年と同じ14車種ですが、「CX-4」「CX-9」に変わって「CX-70」「CX-80」が追加されました。
最も販売台数が多いのは引き続き「CX-5」ですが、これに続く「MAZDA3」「CX-30」も昨年から約3~4万台増加。
「CX-90」もほぼ北米市場だけで約5万台販売してるのが中々凄いですが、グローバル販売台数で北米市場が約41%占めてる事を見るとマツダが特に重視するのも納得でしょうか?
一方で昨年日本で販売終了した「CX-8」はすでに生産も海外のみ(ASEAN)に縮小されていて、「MAZDA6」も4月に国内向け生産を終了しています。
◎国内工場別の生産車種一覧
(2023年)
(2024年)
国内工場別の生産車種はそれほど大きく変わっていませんが、防府第2工場は「CX-70」が加わったのに加えて「CX-80」も今年4月末頃から生産開始。
一方、ロードスターやCX-30を生産している宇品第1工場に関しては8月から生産ラインの改修が行われていて、隣接するマツダミュージアムの工場見学も一旦休止しています。
☆宇品第1工場改修の報道を取り上げたブログ
この改修は電動車生産拡大や混流生産が目的と報道されていますが、宇品工場に関しては中国新聞が昨年10月に「宇品工場でもラージ商品群を2024年度中に生産開始見込み」と報道。
宇品第1工場はすでにFR車(ロードスター)を生産している事も考えると、改修後にラージ商品群を生産する可能性は十分考えられますね・・・。
☆中国新聞の記事を取り上げたブログ
今回発表された統合報告書2024で気になった部分は以上となりますが、昨年に続いてカーボンニュートラル対応や経営革新、北米市場の好調がメインでしょうか。
次期CX-5に関する話題も増えてきましたが、個人的には今後の先行きがなかなか読めないコンパクトカー(MAZDA2/CX-3)や"自社製のMAZDA6後継"の行方も気になるところ・・・。
CX-80発売によって第7世代商品群導入も一段落すると思うので、次期CX-5を中心に次の展開にも注目したいと思います。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク(令和6年12月27日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和6年12月27日まで受付予定)
・新潟県公式HP(令和6年12月27日まで受付予定)