10月から日本と欧州で販売開始されたCX-80ですが、欧州の安全性テスト「Euro NCAP」で最高評価を獲得しました。
Euro NCAPは1997年から実施されている欧州の自動車の安全性評価で、名称は米国で実施されている"NCAPの欧州版"という意味。
評価基準が頻繁に更新されて年々厳しくなってるのが特徴で、昨年も衝突回避、衝突保護、衝突後の安全性に関する試験要件拡大や基準アップデートが実施されています。
Euro NCAPは12月4日付で15車種の新たな評価結果を正式発表しており、見事CX-80が最高評価"5つ星"を獲得しました。
◎Euro NCAP公式HP・CX-80試験結果
◎Euro CAP公式YouTubeでは試験の模様も公開中。
最高評価を獲得したのでいずれの試験項目も高いスコアを記録していますが、特に乗員保護性能は満点評価を得た試験が複数ある事から特に高い評価を獲得。
一方で先進安全・運転支援システム関連(Safety Assist)はレーンキープアシストや衝突軽減ブレーキが高い評価を得たものの、交通標識認識やドライバーモニタリング機能が平均程度にとどまった事から79%になっています。
2年前に登場した「CX-60」もEuro NCAPで最高評価を獲得していたのでCX-80でもある程度期待していましたが、まずは一安心という感じですね・・・。
☆CX-60も2年前のEuro NCAP試験で最高評価を獲得。
ちなみに、国内外の後方衝突試験は頚部保護と燃料漏れ防止のみ評価対象になっていますが、マツダはCX-8の時から国内法規より厳しい衝突試験を実施して3列目の生存空間を確保できるように車体設計しており、CX-80でも1.8GPa級の高張力鋼板採用(バンパービーム)や、リアフレーム構造のアップデートを実施。
あくまで独自基準ではありますが、3列目の衝突安全性試験と結果公表を行っているのはボルボ(XC90)とマツダ(CX-8/CX-80/CX-90)くらいなので、ここも大きな強みと言えます。
☆CX-8登場時に3列目の安全性について取り上げた記事。
☆CX-80国内仕様発売に合わせて公開された紹介動画
CX-60に続いてEuro NCAP最高評価を獲得したCX-80ですが、今後日本等の衝突試験結果も公開されるはずなので、欧州に続いて最高評価を獲得する事に期待ですね。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
◎石川県公式HP
・地震災害用リンク(令和6年12月27日まで受付)
令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県
・豪雨被害用リンク(令和7年3月31日まで受付)
・富山県公式HP(令和6年12月27日まで受付予定)
・新潟県公式HP(令和6年12月27日まで受付予定)