マツダのモータースポーツ活動と言えばル・マン24時間レースですが、1984年に参戦したロータリーエンジン搭載マシンが海外で販売されていました。
1984年のル・マン24時間レースにマツダ(マツダスピード)は13Bロータリーエンジンを搭載したGroup C2マシン「MAZDA 727(86・87号車)」を投入しましたが、この年は米国のタイヤメーカーB.F. Goodrichのレーシングチームも13Bロータリーエンジンを搭載した「Lola T616 Mazda(67・68号車)」で参戦。
マツダ製ロータリーエンジン搭載車がル・マンの歴史で最も多い4台になった年でもありますが、レース本番は「MAZDA 727」が相次ぐトラブルで苦戦したのに対して「Lola T616 Mazda」はマツダのワークスドライバー片山義美さんも加わった68号車がC2クラス優勝(総合10位)
前年のMAZDA 717Cに続いてクラス優勝を達成した貴重なロータリー参戦車両ですが、現在海外のレーシングカー専門サイトで出品されてるようです。
今回Lola T616 Mazdaが出品されてるのは海外のレーシングカー専門販売情報サイト「Racecarsdirect.com」
Racecarsdirect.com - 1984 BFG Mazda/Lola T616 Chassis # HU-3 & HU-2
こちらのサイトではこれまでにも様々なマツダ製レーシングカーが出品されてるのを取り上げてきましたが、今月7日更新の出品リスト一覧に「Lola T616 Mazda」が掲載されていました。
画像や情報はまだそれほど多く掲載されていませんが、注目はシャシーナンバー「# HU-2」「# HU-3」の2台が出品されている事で、調べた限りだとこのシャシーナンバーは1984年ル・マン24時間レースに参戦していた車両と一致します(#HU-1はテスト用だった模様)
前年にクラス優勝した717Cは現存していない(※)ようなので、かなり貴重なマツダ製ロータリーレーシングマシンと言えそうですね。
※有識者の方々から教えていただいた話だとドイツのチューニングショップ保有のMAZDA 727は元々717Cだった可能性があるとの事。
ちなみに「Lola T616 Mazda」は1985年以降行方が不明になっていたようですが、B.F. Goodrichとこのマシンを共同開発したJim Busby Racingのオーナーが2003年に買い戻してレストアを実施。
その後は複数のオーナーの手に渡りながらヒストリックカーレースやグッドウッドで走行しているようです。
マツダ(マツダスピード)が制作したマシンではありませんが、ル・マン24時間をクラス優勝した貴重な"マツダ製ロータリーエンジン搭載車"には違いないので今後も大切に動態保存されていく事を願います。
令和6年能登半島地震災害・9月21日豪雨被害の義援金受付関連。
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